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運送会社
大広 フードロス削減に貢献、規格外の野菜活用「恋するスープ」
2025年2月21日
大広(安井茂社長、名古屋市西区)は今年から新事業として中部圏内の規格外野菜を主に使用した「野菜スープ」の製造・販売を開始する。規格外として市場に出回らない野菜を積極的に買い上げ、フードロス削減に貢献する考えだ。
安井社長によると、農家が育てる野菜のうち、全体の約3割は味や品質に問題はないものの、形や色が悪いと規格外とみなされ、廃棄処分になる。そこで、同社は廃棄処分の対象となる野菜を加工しスープとして販売する。
商品名は「恋するスープ」で、具材をたっぷり使い満足度も栄養価も高く「ジャガイモと牡蠣」「バターナッツかぼちゃと生姜」といった多彩な6種類の味を用意。電子レンジで温めるだけで美味しく食べることができる。商品名には地域と社会環境、生産者と消費者といったそれぞれのつながりを通じて、ポジティブな相乗効果が得られる社会形成を目指すという願いが込められている。
スープには厳選された新鮮な野菜が使用され、ファイトケミカルが多く含まれ、抗酸化作用や免疫力向上が期待できる。試飲したところ低カロリーでありながら満足度は高く、手軽に野菜を摂取できると同時に味も良かった。
約2年間の準備期間を経て始まった新事業について、安井社長は「規格外の野菜を使うことで、SDGsへの貢献も期待できる」と話し、「この事業では、高齢者や障がい者を雇用していきたいと考えている。例えば、高齢ドライバーにハンドルを握らせるのはお互い不安がある。だから、安心して働ける場所としても期待する。さまざまな人の『人生』において仕事をできる喜びを感じられる事業にしたい」と考えを示した。
◎関連リンク→ 株式会社大広
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