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運送会社
京豊運輸 遮熱事業など強化へ
2025年3月28日New!!
【大阪】冷凍・冷蔵商品の専門輸送を手がける京豊運輸(西浦真紀社長、大阪市東住吉区)は、2021年にドローン事業を開始。2024年に遮熱事業を立ち上げ、輸送とあわせてそれぞれの事業に力を注いでいる。
遮熱事業は、輻射熱を反射する熱遮断材料リフレクティックスを活用したECO遮熱工法を採用しており、同工法について同社長は、「倉庫などの建物の屋根や壁に施工することによって熱を99%反射させる効果があり、庫内作業での熱中症対策や冷凍冷蔵倉庫での電気代の削減が期待できるため、物流業との親和性が高い」という。
実際、屋根に施工を受けた倉庫は、施工前の屋根裏温度が59.3度あったが、施工後は24度にまで改善したという。
施工を受けた会社からは「施工前は熱風にも感じたスポットクーラーが今では必要ないくらいの涼しさで期待以上の効果を感じる」と効果は絶大だという反応があり、働きやすい環境づくりに貢献している。
ドローン事業についても、物流センターの太陽光パネルや建物の屋根の点検のほか、遮熱事業での活用も行い、相乗効果によって事業強化を狙っている。
このように新規事業を行うことによって同社へ応募してくる求職者からは「会社の未来を感じる」といった声が多くなり、応募者が集まりやすくなった。将来的には物流事業から入社する社員にも、希望があれば別事業への業務転換を行えるようにしていく予定だ。
今後について同社長は、「事業拡大は当然とし、帰属意識を高める取り組みを強化していくとともに、新しい事業や分野に対して積極的に挑戦し、運送事業は泥臭く活動していきたい」と考えを述べた。
◎関連リンク→ 株式会社京豊運輸
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