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物流ニュース
阪神港海上コンテナ協会Gメン説明会 「知識不足」いつまで待てば?
2024年11月30日
【阪神】阪神港海上コンテナ協会が11月27日に開催した「トラックGメン」活動に関する説明会。Gメン活動の成果や荷主への働きかけの現状について「見えない」とする参加者の声に、近畿運輸局のGメン担当・松本登紀子氏は「(海コン業界について)知識不足もある」と述べた。
Gメンに荷待ち情報を寄せてもなお、一向に待ち時間が解消されないことを出席者らが質した際、同氏が発言した。
海コン事業者のみならずトラック事業者は、荷待ちなど荷主にまつわるネガティブ情報を「仕事がなくなるかもしれない」(出席者)に代表される不安な気持ちで提供している。ある意味正直に「知識不足」と言われ出席事業者は二の句を告げなかったが、そこに安住しているのがトラックGメンの実態だ。荷主を指導する「Gメンスキーム」の成長はいつまで待てばいいのか。
海コン事業者の思い
「国内を流通する貨物のほとんどは、海から入り、陸を回る。そのことを考えれば、ターミナルでの荷待ち時間は、由々しき問題」「資料を添えて情報提供しているにも関わらず、調査が入ったなどの話を聞かない」「実際に調査したというフィードバックがないと疑いたくなる」「危機感を荷主に、期待感を事業者に与えられるような活動をしてほしい」などトラックGメンへの不安や願いを予定時間をオーバーして伝えた。
港湾地区のコンテナターミナルで発生するゲート待機も荷待ち時間に該当し、是正指導の対象。待機料の適用対象となったことも含めて、今後のトラックGメンに注目が集まる。
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