静ト協（佐野寛会長、タカキュー）は１２月１９日、同会館内で交通事故防止セミナーを開催。講師に元タレントで自身の名をあてた会社の代表である山口達也氏（写真）を招き、飲酒運転撲滅を訴える講演会を行った。

山口氏は２０１８年の旧ジャニーズ事務所退所後、「飲酒運転防止インストラクター」「依存症予防教育アドバイザー」「メンタル心理カウンセラー」などの資格を取得して各地で講演。依存症全般や50歳からの再チャレンジ、危機管理といったテーマで活動を広げ、この日はトラック事業者向けのセミナーに登壇した。

山口氏は自ら「現在もアルコール依存症である」と認めたうえで、過去における自身の飲酒運転や事故にまつわる過ちや体験に基づく考えにふれ、「ひとつ間違えば自分はここに立っていない。命をいただいたと考え、こうした活動をしている」と発言。アルコールが身体に影響を及ぼすメカニズムや依存症の怖さなどをふまえて飲酒運転防止に対する意識啓発を促し、その後に設けられた質疑応答の時間では会場からの質問に真摯な姿勢で対応した。

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