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物流ニュース
スピカコンサルティング 成果報酬全額免除プラン、不安解消と市場健全化へ
2025年4月21日
物流企業のM&Aマッチングサポートと企業価値向上のコンサルティングを行うスピカコンサルティングは3月から、「成功報酬全額免除プラン」を開始した。
一般的に、M&Aを受ける譲渡側企業は企業の分析、譲受企業へ提出するレポート作成などに必要な諸経費とは別に、それぞれのM&A仲介会社が定める成功報酬を支払う必要があった。
同社の新プランでは、同社が提供した一連のM&A仲介支援に不満があった場合、「譲受企業から譲渡対価が入金される決済日の前日までに」不満があった旨を同社へ申告し、譲渡日後1か月以内に業務改善を目的としたインタビュー(1時間程度、2回、対面)を受けることで、譲渡側企業または譲渡オーナーが本来支払う必要があった成功報酬の支払いを免除される。
同社はこれまで、他社との差別化として業界特化型のM&A仲介やM&Aありきではないバリューアップコンサルティング、M&A成立後のアフターフォローサービスを掲げてきた。しかし、「M&Aの成立のみを目的とし、譲り受け、譲渡側企業両者の利益と成長を度外視するブローカー的な仲介」の増加や、昨年のルシアンホールディングス事件から認知が広まった譲渡側企業の資産を吸い上げる「吸血型M&A」を受け、「経営者がM&A仲介事業者に抱く不安や猜疑心を募らせる状況を鑑みて、万一、M&A仲介の支援に満足いただけなかった場合に、成功報酬のお支払いを不要とする成功報酬全額免除プランの提供を開始した」という。
同社の山本夢人取締役は「新プランの導入は当社のサービスの品質への矜持でもあり、今のM&A仲介業界に必要な姿勢と考えている。これが物流業界の健全な成長を支援することにつながれば」としている。
◎関連リンク→ 株式会社スピカコンサルティング
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