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物流ニュース
JRTT 北海道新幹線の150mレールの貨物鉄道輸送を開始
2025年4月20日
【北海道】鉄道・運輸機構(JRTT)は4月18日から、北海道新幹線の150mレールの貨物鉄道輸送を開始した。
第1便は、北九州市八幡東区の黒崎駅から出発し、同12日に北海道長万部町の函館本線長万部駅に到着、輸送経路は約2100km。
整備新幹線工事で使用するレールを150mの長さのまま輸送することは初めての取り組み。また、青函トンネルを通過する北海道に向けての同レールの輸送も初となる。
整備新幹線に敷設するレールはこれまで、製鉄所で長さ150mで製造した後、長すぎて積み下ろしや輸送が困難であるため、25㍍に切断し、鋼材輸送船、トレーラで軌道建設基地に輸送し、敷設現場で再度溶接していた。
今回、長さ150mのまま、レールを貨物列車に積載して輸送する方法が確立したこと、また、長万部駅は在来線と新幹線の工事現場が隣接しており、同レールを取り卸すことができることから、貨物鉄道で輸送を行った。
JRTTでは「150mレールを使用することで、溶接作業が少なくなるため、工程短縮に寄与するほか、レールの弱点である溶接部分がなくなることから、品質が向上する。また、製鉄所から工事現場まで、積み替えなく一貫して貨物鉄道輸送することで、モーダルシフトに寄与する」としている。
◎関連リンク→ 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
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