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    傭車不足の運送業界 逆手に取り荷主を選ぶ業者も

    2011年12月21日

     
     
     

     数年前の世界同時不況を招いたリーマン・ショックは、運送業界に現在も影響を及ぼしているようだ。運送業界は年末にもかかわらず、あらゆる品目の輸送で傭車が不足している。



     リーマン・ショック以降、運送業界では車両を極端に減車して、稼働率を高めていた。この結果、年末などの繁忙期になれば、物量はさほど増加していないにもかかわらず車両が不足。しかし、繁忙期が過ぎれば現行の車両数で対応可能であり、ほとんどの運送会社では車両を増やさない傾向にあった。

     年末の繁忙期で傭車を求める食品輸送業者は、「今までは協力会社数社から約30台の専属傭車を常時依頼してきた。さらに年末などの繁忙期でも、取引のある運送会社がスポット傭車として協力してきてくれたが、景気低迷に伴い余分な車両を抱えたくない事業者が増え、現在、2?・4?の冷凍車が不足している状態で、自社車両30台をフル稼働、大型車両を使って数十件の積み合わせで対応するものの、ドライバーの労働時間が長くなり、現場から早急な対応が求められている状態だ」と話す。

     また、建材などを輸送する運送会社でも、「ここ数年間増車を行わなかったが、今年に入って車両不足となり、1台だけ新車を導入した。今までは、毎日のようにトラックが車庫にあり、仕事のない状態も多く、このままでは本当に経営が厳しくなるのではと真剣に考えた。しかし、秋から仕事も動き出したものの、不況で大幅に減車したことから極端に車両が不足し、自身もトラックに乗り込んで配送するなどの事態に陥っている」と説明する。

     大阪市のある運送会社では車両不足を理由に取引内容によって荷主を選別している。今後は運賃の値上がりを期待する声も聞かれる。(佐藤弘行)

     
     
     
     
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