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    ドライバーが抱く「?」 免許の色、速度抑制装置の矛盾

    2012年4月18日

     
     
     

    truck3_0416.jpg プロの職業ドライバーだからこそ抱く疑問というのがある。例えば、営業トラックのドライバーとして名誉でもある「ゴールド免許」や、スピードリミッターの装着によって時速90?しか出なくなった大型トラックを「猛スピードで抜き去る大勢の乗客を乗せた大型バス」といったものも典型的な「?」だろう。コンビニやサービスエリアで休憩しているドライバーらに話を聞くと、前者は「収入面」に、また後者の場合は「健康面」にも悪影響を与えかねない運送現場の「?」である様子もうかがえる。



     筑豊ナンバーの大型ウイングに乗るドライバーが勤める運送会社では、数年前からゴールド免許証の所持者に手当が付けられるようになったという。現在は同ドライバーも手当をもらっているらしいが、「青色の免許になぜ3年と5年があるのかが納得できない」と、長かった「無手当の時代」を説明する。

     それまでゴールド免許だったドライバーが仮に1回、免許の有効期間に軽微な違反(駐車違反や一般道での30?未満の速度違反など)を犯した場合は、次回の免許更新時に「5年有効の青色免許」になる一方、同期間の違反が2回だと「3年有効の青色」扱いになる矛盾を指摘している。「違反が少ないから有効期間の長いメリットがある」といえば確かにそうかもしれないが、言い換えれば「多く違反を犯したほうがゴールド免許に2年も早く戻れる可能性がある」ということ。

     最近は自動車の任意保険でもゴールド免許を所有する契約者に特別割引を設定するなど、「免許の色なんか関係ない」とはいえない時代。ましてや相当期間にわたって毎月の給料に影響があるというのだから、職業ドライバーが「?」を抱くのも当然かもしれない。

     もう一つの「?」はトラック関係者の誰もが疑問に感じ、かねて危険性が指摘されてきたスピードリミッターの問題だ。「高速道路を時速90キロで走る大型トラックを、一瞬のうちに大型バスが抜き去る。速度抑制装置のことを知っている一般乗客はほとんどいないと思うが、重大事故のリスクに身をさらされているという現実を知れば大きな社会問題に発展しても不思議ではないのに…」と、大型の幌ウイング車に乗る豊橋ナンバーのドライバー。

     話に加わった同僚ドライバーも「うちの会社の場合はリミッターによる速度制限に関係なく、高速道路は時速80キロ以下で走るのがルールになっている。そのため、下り坂などではブレーキを踏みながら走ることも珍しくない」と打ち明ける。「ただでさえフラストレーションがたまっているのに、下り坂の加速を使って猛スピードであおってくる大型バスに出くわすとストレスも頂点に達する」という。

     そもそもが「大型トラックは時速80キロ」なのに対し、「大型バスは同100キロ」という法定最高速度の違いから生じた矛盾。警察関係者に聞いても、この点の違いを説明するだけだが、極端にスピードの違う大型車両が入り乱れて高速走行する危険性を肌で感じているトラックドライバーの「?」に、あらためて耳を貸す必要もあるだろう。 (長尾和仁)

     
     
     
     
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