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トピックス
負債の減少で安値に見切り
2013年7月31日
「安請け合いの仕事をすることはもうなくなる」。兵庫県内の複数の事業者が今夏、そう宣言をした。会社の負債減少、社長の個人的な債務負担の減少が影響している。県内で海コン輸送など大型車輸送を展開する運送事業者は、トラック代替えで発生した負債が徐々に終わりに近づいてきたとして胸をなでおろす。もちろん、燃料費の高止まりなど懸念材料はたくさんあるが、トラックへの負債の減少は、1台分返し終わるごとに肩の荷を軽くしている。
これまで、安値の仕事を余儀なくされたのは「金を回すことが先決」という経営をトラックの代替えによって強いられたからだ。経営者は、「もうトラックを増やす気はない。耐用年数が来てもあくせくすることはしない」と話している。別の県内事業者も、そのような表明をしたひとり。個人的な債務負担が終了したことからこの春、安値の荷主と運賃増額の交渉をした。増額はかなわなかったが、「まあ、これでよかった」と思っている。
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