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制服配布で意識高まる? 緊急輸送訓練
2014年6月25日
2月に行われた大ト協本部主催の緊急輸送訓練に初めて参加した大阪府内のある運送事業者は、「事前に配布された訓練用の制服やブーツはもらえるものだと思っていた」と話す。訓練終了後、しばらくたって返却を求められ、「参加したドライバーも気に入っていた」と残念がっている。
訓練は、大規模な地震によって府沿岸地域が津波で壊滅的な被害を受け、府の備蓄倉庫から災害地域周辺の避難場所まで救援物資を輸送するよう依頼があったことを想定。阪神淡路大震災や東日本大震災の際の教訓を踏まえ、情報の収集・伝達に重点を置いて行われた。当日は、会員事業所からドライバーと助手が出動。揃いの制服を着用し、本番さながらの緊張感を持って訓練に取り組んでいた。
東日本大震災では救援物資輸送にトラックが活躍し、その役割と重要性がクローズアップされた。最近では、災害時における物資輸送に関して地元の自治体と協定を結ぶト協が増えつつある。
自然災害はいつ発生するか分からず、日頃からの意識と備えが必要だ。普段、着ることがない訓練用の制服を各事業所に備えることで、意識の向上につながるかもしれない。
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