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物流ニュース
フェデックス 国際貨物便事業、中部国際空港から撤退
2008年12月10日
フェデックスはこのほど、中部国際空港での国際貨物便事業から09年3月末に撤退すると発表した。
フェデックスによると、現在の中部国際空港―上海間の貨物便を関西国際空港―上海線に変更し、中部国際空港の物流倉庫の賃貸契約も解除するという。日本国内路線を成田と関空に集約することで事業を効率化するのが目的。中部地域は世界的な景気減速に伴うトヨタ自動車の販売不振により、今後も需要が増える見通しがないことが理由と見られる。
中部空港の国際貨物便は、3月末にANAが全面撤退するなど、ピーク時に週54便あった国際貨物便が現在は週25便と半分以下に減少。貨物取扱量も08年度上半期が前年同期比32%減と大幅に落ち込んでおり、今回のフェデックス撤退で、いっそう厳しい状況になることが予想される。
(加藤崇記者) -
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