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    賃金削減交渉で…胸に突き刺さるドライバーの声

    2009年4月30日

     
     
     

     千葉県の事業者は、ドライバーに今の仕事量の減少を説明した上で、賃金の削減交渉を行った。
     仕事量の落ち込みは、ドライバーが一番理解しているものの、生活がかかっているから簡単には応じられない。交渉は長期化した。


     お互いに歩み寄れない中で、雇用調整助成金の活用を見いだした同社社長は、これまでの削減より、ある程度の保証ができることがわかり、再度ドライバーの説得に当たった。ドライバーらは結局、提案に理解を示し同意した。
     同社長の必死の説得が功を奏した結果ではあるが、その時に言われた言葉が忘れられないという。「金が欲しいわけではない。仕事をしないで金をもらいたいとも思っていない。俺たちは仕事をしたくてここにいるんだ」。
     その言葉に、「自分の不甲斐なさに涙が出てきた」という同社長は、「何としても、この不景気を乗り越え、ドライバーが満足する仕事を探していきたい」と話している。(高田直樹記者)

     
     
     
     

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