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    サンリツ 原価を削減し増益めざす

    2009年6月15日

     
     
     

     サンリツ(三浦正英社長)が、平成21年3月期決算の説明会を4日、東京証券会館で開催した。


     代表取締役専務の三浦康英氏の報告によると、売上高は171億6700万円で前年比2億9100万円減。同社事業の大部分を占める梱包事業が下期に3PL、国際物流の貨物量が激減したことが響いた。
     売り上げ総利益は26億2200万円(前年比1億7200万円減)、営業利益5億9700万円(同1億2200万円減)、経常利益5億6300万円(同1億3200万円減)、当期純利益(純損失)はマイナス3億5800万円(同6億6600万円減)で、創立62年で初めての赤字計上となり、資産が前年より16億1900万円減少、21年3月期で180億円と発表した。
     20年3月からの原材料費の高騰に加え、船・航空で昨年10月から荷量が激減したことで梱包事業が重荷になったと説明。
     次期も「下期変調型」と予測しており、売上高は164億円(同7億6700万円減)、売り上げ総利益は27億7100万円、営業利益8億円、経常利益は7億5000万円、当期純利益は4億1000万円を見込む。
     荷量はさらに減少し売り上げも減少すると予測しているが、原価削減を進めて増益とする見込み。
     同社は現在、会長兼社長を務める三浦正英氏と、専務の三浦康英氏の2人が代表権を持っているが、25日の株主総会で三浦康英専務が社長に就任する予定。(小澤裕記者)

     
     
     
     

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