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物流ニュース
近畿運輸局 乗合デマンド型輸送を開始、全国初
2015年10月2日
近畿運輸局は9月29日、京都府京丹後市網野町域・久美浜町域で10月1日から電気自動車(タクシー)を活用した少量の貨物輸送などのサービスを提供する新たな「乗合デマンド型」の輸送サービスを開始すると発表。9月30日に出発式を行った。サービスは丹後海陸交通が「京丹後市EV乗合タクシー」として提供する。
国交省は京丹後市の要望を受け、(1)「少量の貨物の運送」について、運行車両への乗車を希望する旅客と乗車中の旅客に対し、「貨物の大きさや数量で乗車スペースが損なわれない範囲までの物量」で、「トラック事業の妨げとならないもの」を対象に「貨客混載」を認め、路線不定期運行、区域運行の営業区域内で旅客の乗車中にとどまらず、運行予約のない場合でも配車予定時刻に遅れるなどの旅客利便が阻害されない範囲で認める(2)「乗合タクシー事業による買い物支援業務」について、「路線バス事業者、タクシー事業者が存在しない交通空白地域内」で、タクシーが行う救援事業と同程度の水準・範囲であれば条件付きで「買い物支援などの役務提供は問題ない」との通達を出し、電気自動車、充電施設の導入を支援。こうした通達に基づく取り組みは全国初。
ヒトの輸送サービスは年中無休・予約制で、運賃は1人1回500円(域内)。区域外で降車する場合、旧町ごとに250円が必要。
モノ+サービスの輸送も年中無休・予約制で、運賃は15分ごとに400円。買い物代行、見守り代行、図書館代行、病院予約代行、小荷物輸送サービスを提供する。この記事へのコメント
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