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ブログ・橋本 直行
【価値基準単位を捉える】
2011年8月29日
BtoBの営業では、ターゲット企業が、何を価値基準単位として金額を
捉えているかを、よく考えて、提案を行なわなければなりません。
業種・業態、あるいは個別企業の事業構造によって、この価値基準
単位は、変わってくるからです。
相手が鮮魚店であれば、「マグロ◆本分」という単位で、あなたの
商品を捉えるかもしれません。
運送会社なら「4トントラック▲台分」、人材派遣会社なら「派遣
社員●人月分」かもしれません。
私が先日行った整骨院の先生は、航空便のスーパーシートへのアップ
グレード価格について、「治療費1人分と考えたら、乗れません」と
おっしゃっていました。
こういう場合、航空会社は、スーパーシートに乗ることによって、
治療費1人分以上の価値を取り戻せることを説明できれば、考え
直してもらうことができます。
例えば、「スーパーシートには、乗る時間帯によって、機内食が
付いていますから、前後に外で食事をする必要がなくなり、その分、
治療時間が増やせますよ」といった提案をするのです。
BtoBの提案の際には、相手の価値基準単位に基づいて、今回の投資と
比較した効果を説明することが、必要です。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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