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ブログ・橋本 直行
【2020年の教科書】
2010年3月16日
菅下清廣著「2020年の教科書」(フォレスト出版)は、著者が7名の
超プロと対談し、これからの世の中がどうなるか、そこでどう生き
残るかの示唆を与えようとする本です。
並みいる超プロの感性は、さすがに鋭く、これからを読むにあたって、
非常に参考になりました。
また、対談の中からうかがえる、超プロの生き方、考え方からも、
学ぶ点が多くあります。
例えば、対談相手のひとり、ジャパンベストレスキューシステム
(生活救急車)社長の榊原暢宏氏は、脱サラ後、苦労を重ねて一部
上場の企業を創った方です。
榊原氏は、「貴社のサービス内容は誰でもやれそうだが、これだけは
持っておくべきというものは?」という質問に対し、次のように
答えています。
> 誰でもできます。
> ただ、大企業にはできない。
> 予算をつくって、やってこいっていう経営者にはできない。
> お金でなとかしようっていう経営者には負けないですね。
> ゼロからお金をかけずに、っていう企業は脅威ですね。
> 0から1を生み出す、それには時間がかかる。
> でもそういう人は工夫をする。
> 工夫してくるやつが脅威。
> 大企業は金で解決してくるから工夫してこない。
この言葉には、あらゆる中小企業が大資本に対抗する上で、持って
おかなければならない姿勢が凝縮されています。
経営トップの方には、ぜひ読んでいただきたい良書です。この記事へのコメント
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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