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ブログ・橋本 直行
【最高のパフォーマンス】
2010年8月14日
前号で採り上げた、「期待」と「応援」について、また考察してみたいと
思います。
「期待」は、相手に対する自分の希望像を、押し付ける思考であり、
相手にプレッシャーをかけたり、反発心を起こさせたりします。
一方、「応援」は、相手自身の希望像の実現をフォローする思考であり、
相手のモチベーションを上げる効果を見込めます。
よって、特に部下に対しては、期待するのではなく、応援する姿勢で
接した方が、組織として成果を上げられます。
ただし、この「期待」よりも「応援」の方がよいというのは、相手のためだけ
ではありません。
自分自身のモチベーションのためにも、応援する方がよいと言えます。
なぜなら、相手に何かを期待していても、裏切られる可能性が高いからです。
そもそも、他人の言動が、完全に思いどおりになるはずがありません。
勝手な期待は、お互いの精神的ダメージにつながります。
その点、応援するのは、相手の言動がどうであれ、自分自身の姿勢の
問題であり、精神状態は安定します。
組織全体が応援の思考となったとき、全員前向きで、最高のパフォーマンスを
発揮できる、すばらしい集団ができ上がると思います。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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