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  • ブログ・川﨑 依邦

    一人でも入れる労働組合がやってきた(29)反発する分会員

    2012年1月20日

     
     
     

     人事評価の中身について、唯一残っている分会員のドライバーが反発する。分会員氏いわく「この人事評価の中身は納得できません。上部団体の労働組合と相談します」。それに対してA社長が尋ねる。「どこが納得できないのかね」。



     分会員「そもそも再雇用の条件で、このような評価をすることそのものに反対です。中身よりも、まず評価することに絶対反対です」

     A社長「どうして評価してはいけないのか。労基法でも、再雇用の条件として人事評価をすることについては全く問題ないよ」

     分会員「この人事評価は俺を辞めさせるために作ったようなものですよ。1年経ったら、評価が低いということで再雇用しないということに狙いがあると思います」
     A社長「どうして悲観的に捉えるのかね」

     A社長は人事評価の中身について懇切に分会員氏に説明する。人事評価の項目は当たり前のことである。極端に言って、配車担当者のいうことを全くきかない(配車に対する協力姿勢)。荷主から、あのドライバーは来ないでくれと言われている(荷主からの信頼度)。あいさつ一つもまともにできない(5Sへの取り組み度合い)。燃費向上の努力を全くしない(燃費効率向上への取り組み度合い)。アルコールチェックを拒否する(規律を徹底する)──このようなドライバーでもクビにするなとはお上は言っていない。

     A社長「人事評価の中身は当たり前のことだよ。なぜ反対するのかね」
     分会員「労働者を追い詰めています。そもそも人事評価をするということをやめてください」
     A社長と分会員との話し合いはかみ合わない。「このようなことでも上部団体は出てくるのか。私は当たり前のことを言っているに過ぎない。上部団体が出てきたら団体交渉を受けて立つ。今度はビシっといこう」。A社長の腹積もりである。逃げることなく真正面から対応する腹である。 

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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