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  • ブログ・川﨑 依邦

    中小運送会社の経営改善の記録(27)団体交渉をする

    2013年1月25日

     
     
     

     通知書と申入書を2人の男が持ってくる。平成23年2月25日午後5時頃のことである。「社長さんはいますか。労働組合の者です」。



     たまたま筆者はいた。筆者はプレジャーには常駐していない。夕方5時頃というと月2回ぐらいしか在社していない。筆者の在社をあたかも狙い澄ましたかのようにさえみえる。

     「御社の○○さんが□□労働組合△△分会に加入しました」。筆者は応対する。「○○さんなんて我が社にはいませんよ」。人材派遣のドライバーなので顔も見たことがない。男は一瞬キョトンとする。「いや確かに○○さんは御社にいますよ。人材派遣のドライバーです。今日のところは帰ります」。後で常務に確かめたところ、確かにいる。同22年12月2日から働いている。人材派遣のドライバーとして◇◇運送会社に派遣している。プレジャー本体のダンプ部門には、ようやく労働組合が消えたのに何たることか。筆者は愕然とする。すぐさま3月3日に団体交渉をする。

     □□労働組合の本部は東京にある。3月3日の団体交渉には、わざわざ東京から◆◆委員長も来る。「新幹線代を使ってご苦労なことだ。1人の人材派遣のドライバーのために相当力が入っているな」と感心する。申入書の内容より給与の中身についての質問が中心となる。プレジャーの給与体系と給与明細書を説明。残業代の未払いはないと主張する。○○氏との雇用契約書も説明する。

     プレジャーでは「一人でも入れる労働組合」や「労働審判」の経験によって書類、契約書、給与規定は整備している。それにしても12月2日に入社して、わずか3か月で分会結成とは穏やかではない。分会員の○○氏は、他の人材派遣ドライバーにも組合を作らないかと声を掛けたとのことである。「入社の面接の時のやりとりはICレコーダーに録音している」と○○氏は常務に言ったと聞く。面接の時からICレコーダーで録音とは、これもまた穏やかではない。「大型車に乗務することになっていたので大型車に乗せてほしい」との申し入れについては面接シートを示して説明。今すぐは10トン乗務はないので8トンに乗務するように言って、○○氏は了解している。「紹介料を給与の5%分に変更することを求める」との申し入れについても面接シートで反論する。面接で10%の紹介料と明記している。プレジャーでは会議の議事録、面接記録は作成することとしている。労働組合の申し入れについては面接シートを示して説明できる。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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