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  • ブログ・川﨑 依邦

    経営再生物語(14)コミュニケーション力アップ

    2013年7月5日

     
     
     

     コミュニケーション力とは何か。単に声を掛け合う、あいさつをするといったことばかりではない。



     (1)会議システム確立の第一歩 朝礼・夕礼の実施
     A社は会議というものはやっていない。特に必要と感じてこなかった。A社長いわく「成り行きの日々でしたよ」。そこで経営再生の第一歩として会議システムの確立に取りかかる。大前提として「経営改善計画」と「経営理念」がある。「経営改善計画」の実行項目を日々成し遂げるには会議システムが必要となる。

     A社長は「今まで計画、目標は頭に浮かんだことがありません。生きていくのに精いっぱいでしたからね」。成り行き人生そのものである。とはいうものの、中小運送業の直面している経営実態は成り行きに翻弄される。運賃値引き、燃料費のアップ、ドライバー不足、更に資金繰りにも追われる。とても「経営改善計画」どころではない。加えて、その日暮らしにどっぷり浸かっている。「経営理念」どころではないのが現実である。

     こうした中小運送業の経営の現実を突破するために「経営理念」の確立が求められる。「経営理念」を明らかにすることで全社員の気持ちをひとつに出来る。A社長は人生を振り返り、何のために経営を行ってきたか、つくづく内省する。そこで経営理念として五つの項目にまとめる。

     (一) 私達は安全第一を達成します。
     (一) 私達は物流の社会的使命を達成します。
     (一) 私達は社員一人ひとりの幸せを達成します。
     (一)私達は高収益会社を達成します。
     (一) 私達は企業の永続と成長を達成します。

     A社長は「五つの達成」として自社の経営理念をまとめていく。会議システム確立の大前提として「経営改善計画」「経営理念」が作成され、まず朝礼、夕礼を実施する。朝礼で大きな声で経営理念を唱和する。ドライバーは毎日顔を合わせることができない。朝礼は事務所のメンバーで行う。あいさつ訓練も行い、1日の予定を確認。夕礼では明日の予定を確認し、大きな声で経営理念を唱和する。体に沁み込むまで経営理念を唱和する。?念ずれば花開く?で、夕礼では「経営改善計画」の達成状況も日々確認する。さらに熱意×能力×考え方の成功の公式に基づいて考え方を共有するために、「京セラフィロソフィ」を輪読している。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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