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  • ブログ・川﨑 依邦

    経営再生物語(45)営業改革実践シリーズ13

    2014年2月28日

     
     
     

     ?人材管理による成功事例



     A社社長は運送会社を創業し13年。現在車両40台、社員34人で会社を経営する中規模運送会社である。現在の運送会社を創業する前は大手機械メーカーの経理課長だったが、独立精神が強く、会社に勤めながら常に起業のきっかけを探し続けていた。業種は問わず、独立のチャンスさえあれば起業する心構えがあった。

     ある日をきっかけに起業のチャンスが巡ってきた。知り合いの運送会社社長から、経理の相談を受けることとなる。運送会社の経理相談を受けることで、運送業のお金の動き方の単純さに運送業なら自分でも経営できると確信を持ち、仕事さえあればどこの運送会社よりも物流効率をあげることができ、同じ運送収入でも高い利益をあげることができると悟った。相談を受けた運送会社に仕事をもらうことでA社社長の会社経営が始まった。

     会社(≠運送会社)としてのA社の人材管理の取り組み方、成功要因とは何か。

     ◆「社員」と「車種」を固定しない
     ◆全員参画体制で経営に取り組む
     ◆従業員数だけの椅子を用意する、社長室は作らない
     ◆元ドライバーは雇わない
     ◆社員を「乗務員」「ドライバー」と呼ばない
     ◆ワンマン体制を絶対に築かない

     A社社長は言う。
     ・元ドライバーを一般事務職並みに育てるのは難しすぎる(できたとしても時間が掛かりすぎる)
     ・これからの時代、ドライバーではなく社員を必要とする(一人別損益を把握できる人材、事務仕事、配車倉庫管理、資料作成等ができる人材を必要とする)
     ・10トントラックに乗れる社員が2トントラックに乗れない理由はない
     ・トラック1台を1人の社員に与えない、配車マンを1人に縛らない、倉庫管理はリフトマンだけの仕事ではない。社員一人ひとりに配送からデスクワークまでの仕事を与える
     ・仕事が終わればすぐ帰るのではなく、一人ひとりの席を確保しデスクワークができる状況をつくる (コミュニケーションの場を仕事を通して作る)
     ・コミュニケーションの場に社長室という社長と社員の壁を作らない

     A社には事務員は1人もいない。全員参画経営に取り組むことで
     1、余剰人員を抱えることはない。事務員不要(人件費を最小限に抑える)
     2、A社社員は2〜10トンまですべての車両を使い仕事をする。34人の社員で40台の車両を稼働させる(車両6台分はそのまま利益となる)
     3、社長室を社内に作らず、社員とのコミュニケーションの充実を図る。無駄なミーティングの排除(時間的効率を上げる)

     人材管理を徹底すると、利益・物流効率は必ず向上する。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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