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運送会社
三浦運輸 地域との共生深める、社内の情報共有も
2022年12月16日
貨物運送を主軸に、学習塾の運営やコーヒー豆の販売事業も手がける三浦運輸(三浦眞美社長、山口県周南市)は、4月にSDGs宣言を行った。社長は「宣言後、社員は一つひとつの行動にSDGsを意識するようになった」と話す。同じ頃、社内で情報を共有するツールを導入したことでの変化も見られるという。
宣言の4つの重点項目のうち、運送事業に不可欠な「安心、安全な事業運営」は、全車両へのドラレコ装着やデジタコのデータを活用した安全教育、定期的な運転適性診断の受診など宣言以前から実施。特に社長が4年前に就任した頃から、健康で安全な職場環境作りにも力を入れており、社内に男女別の休憩室やトレーニング室も整備した。
地域社会との共生としては、昨年7月に始めたコーヒー豆の販売事業が特に関係が深い。障がい者の就労支援施設に商品パッケージのデザインを依頼し、施設に売り上げの一部が入る仕組みを確立。地元の周南公立大学の学生に就労体験の一環でコーヒーを販売するキッチンカーも提供している。
なお、同社は昨年新たにトレーラを導入し、海コンや地場産業でもある化成品を運ぶ。このほど2台目も納車し、運送事業でも新しい変化を見せている。
これら社内の動きは半年前から社内報「MM通信」を給料明細に同封し、社員と共有。新しく入った従業員は、絵が得意な社長が描いた似顔絵を添えて紹介するなどの工夫も。「各事業、各拠点の間での情報共有が狙い。共通の話題がまた一つできて、自然とコミュニケーションも増えた」という。
◎関連リンク→ 三浦運輸株式会社
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