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運送会社
新興商運 置き型社食「オフィスおかん」利用開始 新卒採用にも本腰
2023年5月23日
「帰る際に購入し、自宅で食べるドライバーもいる」と田正司知祐氏(新興商運社長、兵庫県多可郡多可町)。4月6日から置き型社食「オフィスおかん」の利用を始めた。「もちろん食事すべてを賄うものではなく、例えば弁当に1品をプラスする感じ。偏りがちな栄養の補助にもなれば」と、福利厚生の一つに組み込むことにした。
オフィスに設置した冷蔵庫に毎月、惣菜などが届けられるサービス。会社にとっては社員の満足度や生産性の向上、社員としても「1品が100円」「持ち帰ることで家庭との両立に役立つ」など、労使双方のメリットから利用する企業が増えているという福利厚生のアウトソーシング。
代金は冷蔵庫の横に置かれた金庫型の貯金箱に入れる仕組みで、「例えば〝ガテン系〟だと肉類とか…どんなメニューが人気なのか、とにかく運用しながら様子を見たい」と話している。
一方、同社は昨年から新卒採用の取り組みも開始。初年度は採用に至らなかったが、すでに来春に向けた活動を始めており、3月に神戸市で合同説明会、さらに明石市で個別説明会を実施。4月7日には大学3年生の2人が同社の黒田庄倉庫(西脇市)を見学したあと、本社で1次面接に臨んだ。新卒者は広報担当をメインに営業、総務などの業務を想定しているという。
誠実性・協調性・主体性を掲げ、3~5人の小単位組織による班長制度や、「制服」「手順書」「レクリエーション」「備品管理」の4委員会で社員の自主性を醸成。会議への積極的な参加など、意欲ある社員の取り組みを給料に反映させる体制も用意する。
福利厚生も含め、働く環境の充実化に注力するのは「ほかの業界が当たり前にやっていることを、我々もやらないと人材を確保できるわけがないから」と明快。業務の平準化なども視野に入れながら今後、「新卒者に響く内容づくり」に取り組む考えだ。
◎関連リンク→ 株式会社新興商運
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