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運送会社
山田運送 Gマーク近畿運輸局長表彰を受賞、働きやすい職場認証「二つ星」も
2025年5月2日
【滋賀】滋賀・愛知を拠点に運送と倉庫業の総合物流サービスを手掛ける山田運送(山田英樹社長、大津市)はこのほど、令和6年度安全性優良事業所(Gマーク)近畿運輸局長表彰を受賞。さらに、働きやすい職場認証(二つ星)や健康経営優良法人2024(中小規模法人部門)認定を取得するなど、安全や職場環境改善への取り組みを徹底して実践している。
「安全はすべてに優先する」をスローガンに掲げている同社。年間プログラムを作成して安全教育を計画しており、毎月の安全会議ではテーマを決めて社内だけでなく外部講師やナスバの職員を招いて専門知識を養うなど、日々安全意識の向上に努めている。
こうした取り組みを積み重ねることで、同社には現在、リーダー的なドライバーが5人在籍しており、彼らを目指そうという人たちが後に続いているという。山田社長は、「リーダーは新規の仕事でも安心して任せられる存在。プロドライバーとしてのプライドも高く、自信と誇りに満ちている。法令順守、安全を最優先に、自分で考えて把握して行動することができる」と高く評価する。
「従業員には主体性を持たせて、意見はどんどん採り入れるなど、のびのびとやらせている」と、社員との関係構築について話す山田社長。同社のトラックには「安全速度宣言車ステッカー」が貼られているが、これはドライバーからの提案を採用したものだ。「より目立つようなデザインや内容、サイズ、配置をドライバー自身が考えた。だからこそしっかり守ってくれている」。また、ドライバーは蛍光色のビブスを着用しているが、「これも従業員のアイデアで、荷主先の倉庫が暗いときなど、労働災害を防ぐために考えたもので、暑い夏場でも着用して業務してくれている」という。「このように、従業員同士が議論を交わして、さまざまな施策を企画し実行に移している。こうした一つひとつの取り組みが、効率化や事故防止につながっているのではないか」と分析する。
「認証取得や表彰を受けるために取り組んできたことはなく、当たり前のことをやってきた結果、いただけたものだと思っている」と振り返る山田社長。「頑張っている従業員に報いるためにも、これからも荷主との交渉など企業としてできる限りのことはしていきたい」と力強く語る。
◎関連リンク→ 山田運送株式会社
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