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    ヘラージャパン トラック用LEDランプを提供

    2009年3月26日

     
     
     

     一万時間を超える寿命を持つロングライフ性能で、「省エネ・環境貢献」、そして「コスト削減」という観点からLED製品が注目されている。
     車両用LEDランプを提供するヘラージャパン(東京都新宿区)は、LEDの持つ数々のメリットを訴求することで、日本市場へのさらなる普及を目指す。マーケティングエグゼクティブの張睿氏と、セールスエンジニアの保坂武人氏に話を聞いた。


     ドイツを発祥とする同社。張氏はランプを取り巻く現状について、「ヨーロッパはLEDの普及率が高い。一方、日本の自動車には、ハロゲンランプやHIDランプが使われてきた」と説明する。
     同社のLEDの消費電力は最小で0.5Wからあり、33―55W程度のハロゲンやHIDに比べても圧倒的に低い電力で点灯でき、その上で同等の明るさを維持。高い省エネ効果を発揮し、寿命が長いことから、メンテナンスにかかるコストや手間も省くことが可能だ。
     また、スイッチングから点灯までの反応スピードが速いのも特徴。「他のランプだと0.01一―0.1秒程度かかってしまうが、LEDはブレーキを踏んだ瞬間に光るため、安全性の向上にも寄与する」(保坂氏)。光を放つ力が落ちることなく、寿命が来るまでほぼ一定の明るさを保てるのもメリットと言える。球切れ検知機能の誤作動を防ぐための技術も搭載。
     同社のランプは、9―33Vまで対応している「マルチボルトインプット」。同じ製品で乗用車にもトラックにも装着可能だ。内部の奥行きを必要としない構造のため、デザイン的なカスタマイズも加えやすいという。
     「省エネ」「安全性」「コスト削減」とメリットがそろうLEDだが、いまのところは、「通常のランプと比べて3―4倍」(保坂氏)という製品価格がネック。しかし、今後、排ガス規制が厳しくなっていく中で、「低電力で点灯させることのできるLEDは燃費向上にも貢献できる」(同)とし、「ヘラー製品はECE基準の認証を受けており、ヨーロッパでは信頼性のある製品として認知されている」というブランド力を武器に、日本市場での知名度向上を図り、ゆくゆくは低価格化を実現していく構え。
     同社はランプだけでなく、自動車部品や関連製品の開発・販売を総合的に行っている。グループのベア・へラー・サービスが展開している「SECUsmart」は、トラックのエアコンラジエーターのガス交換を全自動で行うもので、不法なフロンガスの放出を防ぐ。

     
     
     
     
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