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    トッパン・フォームズ カゴ車管理用ICタグ開発

    2011年6月21日

     
     
     

     「一旦出て行ってしまうと、どこにあるのかどこで使われているのか分からない」。
     そんなカゴ車の管理で活用できるICタグをトッパン・フォームズが開発した。UHF帯ICタグ「Latica(ラティカ)」シリーズの新製品として、8月から販売を開始する。カゴ車の金属パイプを通信アンテナとして活用するという画期的な同製品について、同社情報メディア本部の平﨑延幸氏に話を聞いた。
     開発の経緯について平﨑氏は、「カゴ車の管理では出荷先からの返却遅れによる不足や紛失などで多くの企業が頭を悩まされており、効率的で確実な管理手法への期待が高まっていた」と説明。「繁忙期に備えてカゴ車の囲い込みをする現場も多く、きちんと管理しようとすると台帳への記入やバーコード管理などの煩雑な作業が必要だった」と付け加える。


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     これまでもICタグを活用した物流機器の管理システムは存在したが、電波を利用して通信するICタグはカゴ車を構成する金属パイプによる干渉を受けやすいため、「タグの大型化や読み取りやすい位置への取り付けなどに加え、現場の運用面でカバーする必要があった」と明かす。また、「通信の安定や接触時の衝撃吸収のためにタグを大型化すると、どうしても収納時の妨げになり、運搬中やカゴ車同士の衝突時に脱落や故障してしまうという問題もあった」とも。
     今回、同社が開発した製品は、カゴ車そのものの金属パイプを通信アンテナとして機能させる特殊な設計を施しており、さまざまな角度から同時に複数のタグを安定して読み取ることができる。「四方八方から読み取れるため、これまでのように、『タグを読み込ませるために、必ずリーダーの近くに行かないといけない』というようなこともなくなる」と自信を示す。
     
同社では、使用環境に合わせて選択や組み合わせができるように3種類の形状を用意。
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    カゴ車の金属パイプ間のスペースに取り付けるワンタッチ型(1個700円程度)は、衝突や運搬時にタグへ直接衝撃が加わりにくく、脱落や故障の可能性が少ない。「潜り込ませるような感じになるので、カゴ車を折り畳んだときも邪魔にならない」。長さ調節ができるバンド型(同500円)は、パイプ間の距離が異なるケースでも取り付けが可能。「企業によってカゴ車のサイズはバラバラで、パイプが太い・細いなどの違いも多いが、バンド型では多様なニーズに対応できる」。空気のクッションでICタグを保護したチューブ型(同750円)は「4t車で踏みつけても破裂・破損しないほど、衝撃性に優れている」。
     なお、同タグは、同社が提供するRFIDを活用した資材管理ソフト「LogiViewer(ロジビューア)」との連携も可能で、短期間、低コストで管理システムを構築できる。同社では、同ソフトとタグ、専用サーバー1機、ハンディ型リーダーライター2台をセットにした初期導入用パッケージを用意。価格は390万円から。
     平﨑氏は、「いくつ出ていき、いくつ帰ってきているかの裏付けが取れれば、改善策も立てやすい」とし、「タグを付けるだけでも、現場の意識が変わり、返却率も上がるはず」とする。「カゴ車1台が1万数千円するものなので、ICタグでの管理にかかるコストと毎年の損失とを比較してもらえれば費用対効果は明確」とし、「タグの開発で培ってきた当社ならではのノウハウをぜひ活用して頂きたい」。
    ◎関連リンク→ トッパン・フォームズ株式会社

     
     
     
     
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