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    アルコアホイール 「製品に絶対の自信」

    2011年12月27日

     
     
     

     アルコア・ホイール・プロダクツ・ジャパン(東京都千代田区)は、トラック・バス専用の鍛造アルミホイールの販売を展開している。
     アメリカに本社を持つ同社が日本で活動を始めた80年代は、ホイールと言えば「装飾」が主な目的。しかし、過積載の問題が大きく取り沙汰されるようになった90年代後半から、軽量化の観点から引き合いが増えてきたという。マネジャーの丹代智浩氏は、「増トン車が市場に出てきたとき、積載の問題を解決するには軽量化に取り組むしかなかった」と当時を振り返る。


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     当初はユーザー自身の使い方の問題に起因する、「割れ」などのトラブルが多発していたことから、同社では業界初の「5年間保証システム」を導入。回収した使用済みの製品は、「よく調べて製品改良に生かしている。ユーザーの使用方法に問題がある場合はアドバイスもする」。この姿勢が、「より良い製品」を生み出す原動力になってきたという。
     取り組みの結果、整備に対するユーザー側の意識も激変。クレームが大きく減る結果につながった。「法改正などにより、ホイールの正しい装着方法が定着したことと、我々がメンテナンスを含めて使い方に対するフォローアップを行ったことで意識が変わったように思う」と説明する。
     製品そのものにも自信を持つ。マーケティング・マネジャーの長濃哲也氏は、「アルコア製品は、かなりの重量物を長距離配送されている事業者にも選ばれている」と胸を張る。「青森から九州までりんごを運ぶ運送事業者の場合、年間50枚のホイール割れを起こしていたのが、当社製品に変えてからは、10枚以下に減った」という。
     この事業者がホイールに加えて使ったのは、「ディスクメイト」というアクセサリー商品。ハブとホイールの当たり面に挟む形で装着することで、隙間部分を埋める役割を果たす。これにより、ハブ・ホイール双方の摩耗や傷つきを抑える。営業部の飯田智晴氏(写真)は、「クチコミで人気が広がっており、重宝されている」と語る。
     サイズ展開も拡大しており、小型トラック向けにも製品提供を始めている。丹代氏は「免許制度の変更により、普通免許で乗れる2tクラスの車両をいかに効率よく稼働させるかが重要になってきている」とニーズの高まりを説明。さらに、「省燃費タイヤを活用されるユーザーが増えているが、ホイールも合わせてお使いいただければ、さらなる相乗効果が期待できる」と付け加える。
    ◎関連リンク→ アルコア・ホイール・プロダクツ・ジャパン株式会社

     
     
     
     
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