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    【バーコードAtoZ3】「日本のバーコードの始まり」

    2012年2月23日

     
     
     

     4.日本のバーコードの始まり
     1970年台の初期、日本のコンピュータメーカは、こぞってバーコードシンボルの開発やPOSシステムの開発を行った。そして、NECコード、富士通コード、三菱コードなどが開発され、1972年に日本で初めてバーコードによる自動チェッキングシステムが、ダイエーと三越百貨店でテストされた。しかし、バーコードにおける流通革命が始まるという流通業界とコンピュータ業界の期待に反し、バーコードの本格導入には至らなかった。それは、流通共通シンボルがなかったために、ソースマーキング比率はゼロであり、POSを導入するためには、自ら全ての商品にバーコードラベルを貼らなければならなかったからである。


    aipre2.jpg ソースマーキングを実施するためには、流通共通ンボルの規格化、標準化が不可欠であり、米国ではすでに共通商品コードUPCが作成されていたことから、日本でも流通共通シンボル作成の気運が高まった。そして、1974年、通産省(現経済産業省)の指導で日本事務機械工業会(現(社)ビジネス機械・情報システム産業協会)にPOS識別標準化委員会が作られ、流通共通シンボル作成に向けて調査が始まった。
     この委員会が2年間にわたり検討した結果、UPCと互換性と持ったEAN(Europe Article Number)とCodabar(NW-7)の2種類に絞られた。そして、1976年、(財)流通システム開発センターにPOSシンボルマーク標準化委員会が設置され、標準化に向けて最終検討に入った。そして、同委員会は、UPCシンボルとEANシンボルとの協調性を重視し、EAN方式を選択した。このようにして、1978年4月に共通商品コード用バーコードシンボルJANがJIS化された。
     待望の流通共通シンボルが作成されたことで再び流通業界とコンピュータ業界は、バーコードに関心が集まったが、この時も本格的なバーコードの普及に至らなかった。その理由は、ソースマーキングするためには、印刷フィルムの変更や管理費用の増加等によるメーカの費用負担が大きく、積極的にソースマーキングするメーカが少なかったからである。
     そして、1984年、大手コンビニエンスストアのセブンイレブンが、本格的なPOSシステムを導入し、商品納入業者のすべてにソースマーキングすることを求めた。当時、セブンイレブンは、全国に約2000店舗を持っていたので、その影響力は非常に多く、食品雑貨のソースマーキング比率は急速に増加した。これにより百貨店、スーパー、コンビニ、専門店へとPOSシステムが普及していった。

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    JAN-8

    アイニックス株式会社 http://www.ainix.co.jp/
    代表取締役・自動認識コンサルタント
     平本 純也

    昭和52年3月、武蔵工業大学(現、東京都市大学)、電子通信工学科を卒業。同年、エヴィック株式会社に入社し、バーコード機器等のマーケティングと販売を担当。平成6年3月、バーコードとネットワークを使用により新しい価値を創造することを目的にアイニックス株式会社を設立し、現在に至る。イージーバーコーディング、POT移動時点管理、イーバーコード、RFID監視タグ等の自動認識コンセプトを提案。
    <シリーズ>
    【バーコードAtoZ1】「流通業界のバーコードの始まり」
    【バーコードAtoZ2】「産業界のバーコードの始まり」

     
     
     
     
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