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    ミドリ安全 「小指も保護する」安全靴 発売

    2012年4月23日

     
     
     

     ミドリ安全(東京都渋谷区)はこのほど、新たな安全靴「プロテクトウズ5(ファイブ)」の発売を開始した。業界初の「小指も保護する」安全靴で、世界特許出願中という画期的な製品だ。商品企画グループの田崎智也デザイナーに話を聞いた。
     同社ではこれまでも足の甲を守るための「甲プロテクター」や、アキレス腱保護のための「アンクルガード」といったつま先以外も保護する靴を販売していたが、「台車からの小指保護」に特化した製品は初。ヨーロッパの展示会にも出品し、高い評価を得ているという。
    従来の安全靴では小指部まで先芯がないため、台車が小指部に当たると靴に乗り上げてしまい、骨折につながる危険性があった。一方、今回発売された同製品は、小指に当たるサイド部分にプロテクターを設け、台車の乗り上げを回避。小指損傷から作業者を守る役割を果たす。田崎氏は「小指は足の中でも最も骨が小さく、外側に飛び出ていてぶつける機会も多い」とし、その小指の保護に技術力を注いだという。


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     最大の特長は、指の屈曲性を確保している点。従来の先芯を小指の上まで入れると、つま先を曲げた際に先芯の後端部が足の甲に接触してしまい痛みが生じていた。同製品は小指のサイドにウイング状のプロテクターを入れることで、支障なく歩く・屈むという動作ができつつ、小指の保護も可能にした。
     物流現場で骨折の主な要因と言われているのが、かご車や台車の取り扱いミスだが、同製品は遠心力や反発力、重力などを緻密に計算し、「荷物を積んだ台車の車輪が安全靴に乗り上げない」よう設計されている。「(積み荷が)重ければ重いほど安全。台車に重いものを積むと、歩道の段差を上げるのも一苦労という経験があるかと思うが、あれと同じ原理」と同氏は説明する。
     製品開発の根底にあるのは、同社のものづくりの基本コンセプトである「労災の撲滅・軽減」という考え。同氏は、「顧客から労災の話をいろいろ聞くと、手の骨折に次いで足の小指が多い。数として表には出て来ないが、相当数の現場の方が悩みを抱えられているのではないか」と指摘。その上で、同製品の開発背景について、「現場に不慣れなアルバイトの方がよくケガをしているという話も聞く。そこで、コスト面で比較的、負担の少ない靴から安全性向上のご提案ができないかと考えた」と説明する。
     「プロテクトウズ5(ファイブ)」の価格は1万3000円。現在は「耐衝撃エネルギー200J」という、ヨーロッパの厳しい基準に応じた鉄芯での製品を展開しているが、今年の秋口には、スニーカータイプも発売予定という。
    ◎関連リンク→ ミドリ安全株式会社

     
     
     
     
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