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    グローバル物流の可視化を実現 NEC「NeoSarf/Logistics」

    2012年9月28日

     
     
     

     「荷主からの問い合わせに迅速に対応したい」という物流事業者、「輸送中在庫を的確に把握したい」と考える荷主の物流担当者。
     双方のニーズを満たすために必要な貨物のトレーサビリティを可能にするのが、NECがクラウドで提供するSCEMサービス『NeoSarf/Logistics』だ。同社交通・運輸・サービス業ソリューション事業部の野添優乙氏に話を聞いた。
     輸送中の在庫状況を把握できていないことに起因する過剰発注や別便での緊急輸送を繰り返すことに頭を抱える物流担当者は多い。特にリードタイムが長くなる洋上輸送では、貨物がどこにあるかすら分からなくなることもあり、問題発生時の対応が後手に回る原因となっている。


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    グローバル物流の”可視化”を実現するNeoSarf/Logistics

     野添氏は、「国内では対応できていても、海外まで広がると断片的にしか流れが見えなくなる」と指摘。「当社のクラウドサービスを活用頂くことで、荷主から顧客までの物流可視化が一気通貫で可能になる」と自信を見せる。

    NEC 野添優乙氏

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     「輸送全体の進捗状況を一画面で把握できる」という同サービスは、輸送ごとの貨物ステータスやアラート状況を一覧で表示(※1)。オーダー番号や商品コードといった様々な番号を輸送に紐付けることが可能なだけでなく、工程ごとに変化する貨物の管理番号も一元管理できるため、検索も容易となっている。
     輸送データごとに、「初期予定」「現在予定」「実績」を一覧で確認できる機能も搭載(※2)。イベントごとの予実管理ができるため、「問題が拡大する前に適切なアクションや事前対策を打つことが可能になる」。また、オプションのメール通知機能を活用することで、「関係者に遅延などの問題発生を迅速に周知できる」。
     物流過程全体を可視化できる利点について同氏は、「リードタイムの短縮だけでなく、需給コントロールの強化で過剰発注や余剰在庫が減らせ、販売機会損失も回避できる」と説明。「物流企業にとっては荷主に対する大幅なCS向上が実現し、既存顧客との結び付きが強められる」とし、「海外展開や新規荷主開拓への強力な武器となる」と付け加える。また、「荷主にとっても適切な在庫削減活動が可能になるなど、『可視化』のメリットは大きい」とも。
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    ※1 輸送毎の貨物ステータスを一元的に確認可能

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    ※2 各イベントの予実を管理し、適切なアクションや事前対策が可能

     同サービスはクラウドで提供されるため、運用負荷の軽減が図られており短期導入も可能。今年5月から利用を開始した東陽倉庫(名古屋市中村区)では、基幹システムなどの既存システムとの連携を含め、運用まで2か月で導入を完了している。
     また、「日本語・英語・中国語などの多言語対応も大きな特長」で、インターネット環境があればどこからでも活用できることから、「国際物流分野での3PLを展開されたい企業に最適」という。なお、営業時間中の電話・メールでの問い合わせ対応を標準サービスとして用意するだけでなく、24時間365日対応のグローバルヘルプデスクもオプションで提供しており、安定運用に万全を期している。
     野添氏は、「ますます高度化する顧客ニーズに対し、物流の可視化は、より重要性を増している。スモールスタートが可能な当社のクラウドサービスを、ぜひ活用頂きたい」と語る。
     なお、今回のセミナーで紹介された『NeoSarf/Logistics』と『安全品質トレーサビリティサービス』は、同社ショールームでの見学が可能(事前予約制)。申し込みは、ショールーム『NECクラウドプラザ』のサイトから。
    ※『お申込みはこちら』のボタンを選択のうえ、『その他 ご要望』欄に、見学を希望するデモ名を記入。
    ◎関連リンク→ 物流統合クラウドサービス「NeoSarf/Logistics」

     
     
     
     
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