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    トッパン・フォームズ 「ロジビューア」がクラウド対応

    2013年4月2日

     
     
     

     トッパン・フォームズが開発・販売している輸送資材管理システム「ロジビューア」がクラウドに対応した。これまでクライアント/サーバ型で提供されてきた同システムは、パレットや折りコン、カゴ車などの輸送資材にRFIDタグを貼付し、個々の対象物が今どこにあるのかをリアルタイムで管理するもの。
     RFIDビジネス本部の岡正俊ソリューション開発部長は、「物流分野の顧客から、『資材がいつのまにかなくなる。補充のための買い増しコストを何とかしたい』という話を多く聞いた」と同システム開発の背景を振り返り、「場所だけでなく、最新のステイタスに変わってからの経過日数なども確認できる」と説明する。


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     一括読み取り可能なRFIDタグを採用することで、「バーコードなどに比べると、読み取る手間や時間を大幅に短縮できる」のが強みだ。
     容器のライフサイクル管理でも活用できる。長本尚志主任は、「洗浄やメンテナンスのスパンを資材ごとに設定しておくと、期限が過ぎたものに対してはアラートが出せる仕組み」という。
     また、出荷先ごとに統計を取ることも可能。販促部の平﨑延幸氏は、「輸送資材を送ってから返ってくるまでの日数データを蓄積し、なかなか返してくれない『要注意の取引先』を割り出すことが可能」と、統計データの活用法を説明する。
     開発の際には、「現場の負担にならない運用」を目指したという。読み取りに負荷がかからないRFIDタグの採用もその一環。ユーザーの運用方法で多いのは、出庫と入庫の2ポイントで読み取りを行うオペレーションで、「あまり複雑にすると現場で使ってもらえないため、なるべく簡便な方法で管理できるソフトを目指した」という。RFIDタグは、洗浄が必要なものには防水型など、ユーザーそれぞれの荷物や運用形態に合ったものを提案する。
     今回のクラウド化について同部長は、「常にコスト削減に取り組まれている物流ユーザーに対し、初期費用を圧縮し、さらに導入しやすい形にした」とし、今後は中小事業者にも裾野を広げていく構えだ。
     利用料は月額3万5000円から。初年度の費用は、管理対象物が500個の場合のモデルケースで約95万円。導入を検討する事業者に対しては、使い勝手をテストするための機器の貸し出しも行っているという。
    ◎関連リンク→ トッパン・フォームズ株式会社

     
     
     
     
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