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    カナディアン・ソーラー グローバル品質に強み

    2013年4月9日

     
     
     

     太陽電池モジュールメーカーとして世界トップクラスの生産能力を誇るカナディアン・ソーラー。日本法人のカナディアン・ソーラー・ジャパン(東京都新宿区)は、日本での太陽光発電市場の伸張に対応し、営業に注力している。
     同社の産業用製品の主力は、「CS6Pシリーズ」。60枚の太陽電池セルから構成されるモジュールで、「必要とされる基本的な性能・品質は全て網羅している」(マーケティング部の新井良子主任)という自信作だ。
     また、朝夕・曇りなどの低日照条件下でも優れた性能を発揮。さらに、発電出力が低下する「PID(Potential Induced Degradation)現象」に対する耐性も備えているという。


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     一方、同社独自の新技術を駆使して開発されたのが「ELPS」。従来はモジュールの表面にかかっていた「バスバー」と呼ばれる部品を、セルの後ろに配置。これにより、従来品では「バスバー」に隠れていた部分でも集光が可能となり、集光率が最大で3%、発電量が同10%アップ。集光能力が向上したことで、単結晶モジュールで最大21.1%、多結晶で同18%という高い水準のセル変換効率が実現したという。
     主力の「CS6Pシリーズ」よりグレードの高い製品となるが、「工場のラインを変えずに新製品を生産することができ、コストを抑えることに成功した」ため、高品質でありながら、安価での提供が可能になっているという。
     同社の強みは、「グローバル基準に則った確かな品質」。モジュールの出荷前には全品検査を行うなど、「会社として『品質のために投資を惜しまない』という考えが徹底されている」。また、「モジュールは中国で生産してコストを抑えているが、それ以外のパーツは全て日本製」(上野智和営業統括本部長)というのも、こだわりの一つ。その自信のあらわれと言えるのが、「10年の製品保証」と「25年の出力保証」だ。
     上野本部長は、最近の傾向について、「遊休地や倉庫屋根を有効活用したいという物流事業者からの問い合わせも多い」と分析する。その上で、「太陽光発電を行うにはうってつけの業界。全量買取制度がある今、投資は7〜8年、長くても10年あれば回収できる。ぜひご検討いただければ」と話す。
    ◎関連リンク→ カナディアン・ソーラー・ジャパン 株式会社

     
     
     
     
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