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    ピーコックエレメント製造 「スパイラルフィルター」ライフ倍に

    2013年3月22日

     
     
     

     ピーコックエレメント製造(靏見信行社長、東京都品川区)は現在、「スパイラルフィルター」の販売に注力している。エアエレメントの交換サイクルの長期化を目的として開発された同製品は、「発電所用として開発した技術を転用した」という高品質が特長だ。
     フィルターを使い続けることで生じる「ヨリ」(ろ材同士の張り付き)を、独自の技術により防止。目詰まりによる出力低下を防ぎ、ろ過面積を最大化することで、フィルターのロングライフ化が実現する。靏見社長は、「15万キロ走っても目詰まりを起こさない。製品ライフは倍に伸び、コスト削減に貢献できる」と自信を見せる。


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     中国で生産することでコストを抑え、従来製品と遜色ない価格をキープ。同社の完全オリジナル製品だが、「ディーラーへの指名買いも増えてきた」。ユーザーからは、「重量物を積んでいる時の吹かしが全然違う」「燃費向上効果が出てきている」などの声が寄せられ、リピートが後を絶たないという。
     靏見俊介専務は、「フィルターはエンジンにも関わりのある重要な部品。目詰まりを起こすと、燃費だけでなくエンジンの『持ち』にも影響し、整備費の増大や事故発生にもつながってくる」と指摘。「価格だけで比べるのではなく、本当に価値のあるものを選んで欲しい」と訴える。
     直販がメーンのため、エンドユーザーに接する機会も多い。「無数のお客様とつき合うことが、無数のアイデアにつながる」とし、経営者や現場が抱える悩みを一つひとつ聞き出し、商品企画に生かしていくという。
     運送事業者の顧客は約3000社。「エンドユーザーから『選ばれる』メーカーになりたい」。さらなる販路拡大を見据え、他地域への拠点展開も検討中だという。
    ◎関連リンク→ ピーコックエレメント製造株式会社

     
     
     
     
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