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    デルタトラックジャパン スマホで品質管理

    2013年5月28日

     
     
     

     デルタトラックジャパン(庫内康博社長、大阪市住之江区)は、医薬品や食品、魚などの生鮮輸送などの温度管理に関する品質管理を行うための様々なソリューションを提供している。その中でも低コストで品質管理が可能な「サーモトレースTTIラベル」「サーモトレースTTI情報サービス」はトラック運送事業者の強みとして簡易的に活用できる。
     同製品は、ラベルがあらかじめ設定された温度を超えないようにスマートフォンを使用して管理できる。温度管理が必須な商品の梱包に添付することで、生産・流通・保管・小売りの各地点で商品品質と寿命を判断するための情報を共有できる。庫内社長は「簡単に品質管理が行えるので、企業の強みにしていただきたい」と話す。


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     「生産地から最終消費者に届くまでの環境温度履歴が累積されていき、一定条件を超えた時点でバーコード・パターンが変化する。スキャナー読み取りを可能とする品質管理ソリューション」と説明する。
     無料のソフトをインストールするだけでスマートフォンでのスキャンが可能なほか、既存のバーコードリーダーでの読み取りもできる。ラベルのバーコードをスキャンすると、あらかじめ定められたスタンダードな情報コードが検出される。「検出されたラベルの色や文言で品質が保たれているかいないかが判断できる」という。
     より品質管理を行うには、同社のクラウドサービス「サーモトレースTTI情報サービス」の登録を勧める。品質に関するメッセージの文言を好みの内容にカスタマイズができ、バーコードスキャン後にあらかじめ登録した最大5人までに「品質に関するメッセージ」を電子メールやSMSテキストメッセージで配信できる仕組み。
     「流通各段階の関係者がバーコードスキャンするたびに、その地点からの品質に関するメッセージを共有することができ、品質保証だけでなく品質改善にも役立つ。低温物流で生産者から最終消費者への輸送が行われる場合、宅配便の各物流仕分け拠点での状態を生産者、荷受人が確認する手段を提供できる」と話す。
     同ラベル価格は、1枚が4ドル、1箱が100枚入りとなる。ラベルの設定温度も0度や5度など様々な設定が設けられている。
     同社長は「温度と時間の関係で荷物の傷みやすさがわかる。また、クラウドを活用することでより品質保証や改善が行える」とし「手軽に管理できるので、物流業界でも試していただきたい」と話す。
    ◎関連リンク→ デルタトラックジャパン株式会社

     
     
     
     
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