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    アマノ 物流センター向け「車番管理システム」開発

    2014年3月7日

     
     
     

     アマノ(横浜市港北区)は、車のナンバーをデータ化し、物流施設に入退場する「車」と「人」の管理レベルを向上させる「車番管理システム」を発売した。
     同社は長年にわたり、タイムレコーダーによる勤怠管理と駐車場に関するシステムの分野を主力に技術を蓄積してきた。ソリューション営業部の井澤雅夫課長(写真左)は、「数年前から、『会社の敷地内に関係のない車が勝手に止められている』という問題を多く耳にするようになった」とし、「誰でも入れる状況では、工場や物流施設の場合、荷物の盗難や異物混入などの恐れもある」と指摘する。


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     この課題を解決しようと、同社が培ってきた技術力を生かして開発されたのが同システム。これまでも行われてきたIDカードによる「人」の管理に加え、入退場する車を撮影し、ナンバープレートの情報を自動的に確認・記録するという「車」の管理も実現したのがポイントだ。
     広告・宣伝課の南正剛課長は、「誰が、どういう車で入退場しているのかをデータ化することで、万一の際に調べられる」とし、「人だけの管理に比べ、セキュリティのレベルを一段階上げることにつながる」と自信を示す。
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     車両の管理はもちろん、運転者がIDカードをかざすことで、「人」の情報との紐付けも可能。「RFIDを活用すれば4、5m離れていても読み取れるため、車に乗ったまま認証できる」。「手書き台帳での管理から比べると、大幅な省力化が図れる」のも大きなメリット。データ化によって漏れを防ぐとともに、有事の際の検索性も向上する。「入場履歴と紐付け、退場のデータを取ることで、その時点で残っている車両をすぐに把握できる。この『在場管理』は、災害などの緊急事態に役立つ」。滞留時間、混雑時間などを把握し、データの分析に使うことも可能だ。
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     価格(工事費別)は、ソフトウェア、カメラ、ゲートなど1レーン分で200万円から。従来はオーダーに応じて同様のシステムを作っていたというが、必要な機能をパッケージ化することで、「コストを大幅に抑えて提供できるようになった」という。南課長は、「全国に営業所があり、導入後のサポートも安心して頂ける環境を整えている。気軽に相談してほしい」と語る。
    ◎関連リンク→ アマノ株式会社

     
     
     
     
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