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    積水化成品工業 物流業態の変化に対応「断熱折りコン」など

    2014年9月2日

     
     
     

     積水化成品工業(相原正人社長、大阪市北区)は「保冷・保温できる折りコンが欲しい」という顧客ニーズに応えるため、断熱折りたたみコンテナ「エスレンコンテナ」を発売している。
     今までは、折りコンの中にソフトカバーを入れて保冷・保温していたが、ユーザーからの「洗浄ができない。ツーパーツになるので使い勝手が悪い」といった声があった。そこで、同社は温度管理機能と折りコンを一つにまとめた同製品を開発した。
     同製品はオールプラスチックで出来ているので、サビの発生もなく衛生的、さらに金属探知機に入れることもできる。食の安全性が厳しく求められる現在の食品業界に対応している。また、従来の50Lコンテナとの積み重ねはもちろん、他社の製品との積み重ねも可能になり汎用性も向上した。底面部にも断熱層があり、フタなしで積み重ねても保冷性は確保できる。


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     さらにブロー成型したパーツを組み合わせて高強度に仕上げている。それにより高圧洗浄ができる上、従来の折り目部分が早く傷んでしまうといった、繰り返しの折りたたみによる消耗解消にも着手した。コンテナ内部上枠には段が付いており保冷剤をセットできる構造になっている。これで容器内を有効に使用できるスペースが広がったという。
     同製品は断熱層で二つのタイプに分かれており、スタンダードタイプは層が中空に、高断熱タイプは層がウレタンの仕様になっている。両製品とも保冷剤なしで従来の折りコン+保冷剤の組み合わせ以上の保冷機能が確保できる。食品関係をメーンに一次産品の収穫物、医薬品など様々なジャンルの輸送をサポートできるとした。
     2013年に発売されたAIR─Zは薄肉化と強度維持の両方を実現したEPS(発泡スチロール)箱で、従来品と変わらない強度を保ったまま、製品を軽量化。輸送効率が向上し、原材料もセーブされ環境にも優しいという。開発当初は、「断熱性がしっかりしていて温度管理がきちんとできるのか?」という顧客の声もあったというが、今では「軽くなって良かった」という声が寄せられているという。一次産品の輸送に好評で、小口の顧客にも出荷している。
     SECURITY PACKは国連の認定を受けた感染性物質の輸送容器で国連規格のカテゴリーA・B両方の病原体を取り扱え、最も危険な病原体も輸送できる。これも顧客の要望に基づいた製品で、薬事法改正に伴い製作されたという。
     同社独自の技術には鮮度保持シミュレーションがあり、同社の製品の使用環境、冷媒、内容物、配送時間などに応じた温度変化をシミュレーション表示できるという。これにより顧客の求めるニーズに最も適切なコンテナと冷媒を提供できると話す。
     流通業態の変化について、ネットやコンビニの普及により、購入者が欲しい時に買えて、受け取りたい時間に受け取れるサービスにニーズが集まり、オムニチャネル(あらゆる販売チャネルや流通チャネルを統合すること)が発展し、コンビニで受け取れる商品が増え、中には食材もある。同社はこれに着目し、一時的に食材などをストックできる資材の提供を考えている。
     今後の目標について、川名清一郎生活資材事業部長は、「これからも変わり続ける物流業態や流通チャネルの中で、発生するお客様の困りごとを解決できるシステムや資材を継続して提供していきたい」とし、「全国各地で購入できる販売網を構築し、地域に根ざした販売に力を入れたい」と話す。
    ◎関連リンク→ 積水化成品工業株式会社

     
     
     
     
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