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製品・IT
アエラクリエイト 安全を「塗り固める」、防錆塗装「ジーバート」
2024年11月29日
大型車の冬用タイヤへの交換時期に急増する車輪の脱落事故。特に11月から3月の発生が顕著で、国交省の点検・整備の担当部門によると2023年度は142件起きている。また、同事故が端緒で運輸支局が監査に入り、行政処分に至った事例も出てきている。
広原海陸運輸(三川洋一社長、広島県安芸郡海田町)グループのアエラクリエイト(廣原安孝社長)が、30年以上にわたって施工する車両の防錆塗装「ジーバート」。特に冬季の対策を前にした今、問い合わせが多くなっている。
ジーバートはアメリカ発祥で、世界30か国で施工されている防錆塗装の技術だ。サビ止め剤をシャシーに塗装することで、融雪剤や海の近くの塩害、化学薬品工場周辺の酸やアルカリで起こるサビから車両を守る。
台車部分の塩分や融雪剤は洗車では落としにくいが、防錆塗装するので電気系統のケーブルやブレーキ配管など取り付け金具を保護する役目も。車体の使用年数が延びることで、車両の保守費用も節約できる。
豪雨や大雪など大規模な自然災害がどこでも起こりうる近年、トラックが走る環境は過酷さを増す。大型車の整備が行き届かないことで起こる事故に厳しい目を向けられることも多く、「手入れしにくい車体の下部にも安全対策を講じていることは、運送会社として安心安全をしっかりアピールできる」(廣原社長)と話している。
◎関連リンク→ アエラクリエイト株式会社
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