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製品・IT
キタコ 超合金ステンレス「チェーンロック」開発
2016年1月13日
オートバイなどの部品を製造・販売しているキタコ(大阪府東大阪市)は、トラック盗難防止器具「チェーンロック」で注目されている。
オートバイなどのチェーンロックの開発・製造で培った技術を生かし、盗難の手口を分析して開発した同製品は、切断されにくい超合金のステンレスを素材に採用。鎖部分は直径16mmで、ボルトクリッパーや鉄筋カッターでは切断できないようになっている。
また、チェーンの引張強度は、約22トンまで対応可能なほか、屋外で使用してもサビに強い。目立つ色のカバーで、盗難防止対策をしていることを周囲にアピールする狙いもある。
同社営業部の山﨑圭三部長は「人の力では絶対に切れない。盗難する側が見ただけで『手こずる』と感じるような、警戒した環境づくりをすることも盗難の防止に役立つ」と説明する。
同製品の使用方法は、車両に鎖を通して固定できるものに取り付けるだけ。車庫が砂利道の場合でも対応できるようにアンカーベースプレートも販売している。「常にハイクオリティーを求めている。現状よりさらに良いものを提供するために改善し、商品を開発している」(山﨑部長)
対応車種は、2トンから10トン車。そのほかにもトラック用のハンドル固定器具なども取りそろえて販売している。価格は、チェーンロックが9万2000円(税抜き)、アンカーベースプレートが8万8000円(同)。
なお、同社ではボルトクリッパーや鉄筋カッターが鎖に差し込めない新たなチェーンも開発中で、販売に向けて現在、試験などを行っている。
◎関連リンク→ 株式会社キタコ -
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