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    クラリオン テレマティクス対応の汎用車載端末を開発

    2007年5月29日

     
     
     

     自動車機器メーカーのクラリオンが、テレマティクス対応の業務用車両向け汎用車載端末「CA—7000」を5月から販売開始している。業務用ではバス向け製品のイメージが強かった同社だが、「トラック運送事業者への製品提供にも注力する」という。特機営業部の望月秀敏課長に話を聞いた。


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    「CA—7000」
     同製品はOSにLinuxを採用し、オープンプラットフォームを実現。「汎用性・拡張性に優れているのが最大の特長」と望月課長は強調し、「業態に応じたカスタマイズや、運行管理システム・配車システムなどとの連携も容易に行える」と説明する。もちろん、どのシステムにも対応し、ベンダーの異なる複数の製品を組み合わせることも可能。従来の運行管理システムに用いられていた「専用端末」とは、設計思想が根本から異なる。
     また、同時にタッチパネル式カラー液晶コントローラー「CK—3000」も発売。端末と同モニターを連動させることで、「画面上にメッセージを送り、運行や配送状況などの確認もできる」。携帯電話のブラウザ上で同様の業務を行う製品も存在するが、同モニターは「操作性や見やすさで格段に優位性があり、使い勝手も良い」と胸を張る。
     温度センサーや加速度センサーも内蔵。運転違反時にはアラートをモニター上に出す仕組みにすれば、「ドライバーにエコドライブの意識を持たせ、燃費向上を実現させることも可能。また、経営の効率化だけでなく、環境社会への貢献にもつながる」。
     USB接続、デジタル入出力装置、シリアル接続の数も豊富で、「ETC、バックカメラ、無線LANなどさまざまな機能を付加できる」。これらを組み合わせ、事業者に合った形にカスタマイズを行えば、「これ一台さえ車両に搭載すればOK」という、充実の機能を持つ端末に仕上がる。
     すでに、日立製作所との協業で、コンビニ大手のエーエム・ピーエム・ジャパンの配送車両に搭載が決まっている。初年度は5000台の販売をめざす。
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     詳細は同社HP、http://www.clarion.com/

     
     
     
     
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