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    IHIエスキューブ 高セキュリティの『ICタグ活用鍵管理システム』

    2007年8月20日

     
     
     

     セキュリティ関連製品に強みを持つIHIエスキューブ(東京都中央区)がこのほど発表した「ICタグ活用鍵管理システム」は、従来の製品とは設計思想をまるで異にするもの。まずは「製薬会社の薬品保管庫や研究機関、銀行の重要書類保管庫など、高い安全性が求められる場所での活用を想定している」(営業部の森田精治課長)というが、セキュリティに対する荷主要望が高まる中、倉庫や物流センターでの導入も充分考えられる。


    kagi.jpg
     同システムは、鍵が納められている装置にICカードをかざすと、使用可能な鍵の一覧をモニタに表示。その中から使用したい鍵を選択すると、装置下部の穴から自動的に鍵が出てくる仕組み。戻す際も、鍵を差し込めば、空いているホルダーをシステム側が自動的に探し出し、格納を行う。一般的な鍵管理ラックと異なり、鍵の出し入れに伴うラックの開閉は一切必要ない。
     最大の特長は、「鍵の保管状態が全く見えないようになっており、高いセキュリティ性を保てる」こと。保管状態が見えないため、「いまどこの部屋が使われているのか、空いているのか」といった情報もクローズにすることができるという。
     同課長は、「これまでの鍵管理業務には、管理者の存在が必要だった」とし、「鍵を出し入れする時に、鍵の管理状態がまわりに見えてしまう」という問題点を指摘。しかし、今回発売となった同社のシステムであれば、「収納状態が見えない上、システムそのものが管理業務を行うため、管理者を置く必要がなくなる」と製品の真の目的を説明する。
     認証に用いる個人カードと、ラックに保管される鍵には、ICタグを搭載。必要な情報を書き込み、双方をひも付けすることで、「誰が」「どの鍵を」「いつ」取り出し、返却したのかを記録することができる。これらの履歴はPC上で確認することが可能。
     9月から量産体制に入る予定。30本まで保管可能で、「値段は一式100万円程度を想定している」(同課長)という。年間100台、1億円程度の販売を目指す。
     同課長は、「高セキュリティ性と利便性を兼ね備えた、これまでになかった製品」と自信を見せる。
     詳細は同社HP、http://www.iscube.co.jp/

     
     
     
     
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