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    【アクティブタグが物流現場に浸透】(2)車両の入出庫管理に

    2008年5月15日

     
     
     

     NTTソフトウェアは、アクティブRFIDを活用した車両入出庫システム「MobilityLIVE/RFID」の発売を開始。
     同社はこれまで、動態管理システム「MobilityLIVE」を物流業界向けに提供してきたが、そのノウハウを生かし、新システムには車両管理にまつわるさまざまな要望を採り入れている。担当者に話を聞いた。


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    左から田中氏、深谷氏、三浦氏
     同システムは、自ら電波を発信する「アクティブRFIDタグ」を採用。倉庫や駐車場に設置したRFIDリーダが、同タグを搭載した車両を自動検知することで、車両の位置を管理する。
     モバイル&セキュリティ・ソリューション事業グループの田中純裕シニアエキスパートは、「従来、車両の出入りは記帳などの手作業で管理することが多かった」と指摘した上で、同システムを導入すれば「警備員の作業軽減を図るとともに車両の滞留を防ぎ、スピーディーな出入を支援する」と説明する。
     同システムは、車両の「通過」情報だけでなく「進入方向」も検知できるため、「出」と「入」のステータスを詳細に管理。出入り管理と合わせて、敷地内のある一定エリアの車両台数を把握するための「エリア検知」も用意。「半径50m程度の距離を検知」できる、アクティブタグの特性を生かした形だ。
     配送車両の現在位置が把握できるため、「荷物確認が可能になり、荷主からの問い合わせに対する報告が容易になる」(同)など、動態管理システムの役割も兼ね備える。
     アクティブタグを活用するメリットについて、同グループ・モバイルソリューションSE担当の三浦陽平氏は、「GPSなどを用いたシステムと比べ、安価で簡単に導入できる」と説明する。タグの価格は1個2000─3000円程度だが、「一度ご購入いただければ、通信費用のようなランニングコストはかからない。ボタン電池を1年に1回交換する程度」。数社の運送事業者の車両を管理したい場合も、1台に1つのタグを搭載しさえすれば管理が可能だ。
     「確実なデータを取得できる」(営業推進本部の深谷一夫営業担当課長)のもアクティブタグの強み。読み取り精度は「ほぼ100%」(同氏)だが、そのためにはリーダを適切に設置する必要があるため、導入時に「取得したいデータの要望に合わせて、リーダの設置場所を確認させていただく」(同)という。
     導入のしやすさを重視した同システム。深谷氏は、「(同システムで)アクティブRFIDの正確性をご確認いただいた上で、個別のシステムとの連携も含めて、RFIDの活用を視野に入れたトータルソリューションを提供していきたい」と話す。
     同社のHPは、http://www.ntts.co.jp/
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