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    世界初「防火性能を有する高速アルミシャッター」を開発

    2008年7月22日

     
     
     

     世界初となる「防火性能を有する高速アルミシャッター」を、フジタ(東京都渋谷区)とエファフレックスジャパン(同新宿区)が共同で開発した。
     アルミは650度という低温で熔解してしまうため、「アルミシャッターに防火性能を持たせるのは難しい」というのが通説だったが、両社の技術の粋を結集して開発された新製品は、「防火設備」(遮炎性能20分)として国土交通大臣認定を取得。すでに、国内自動車エンジン工場への設置が完了しており、今後は工場・物流倉庫に広く普及を図る考えだという。


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     同製品は、加熱を受ける面と非加熱面の温度差を最小限にして、たわみの発生を抑えるとともに、放熱量を多くすることで温度上昇を抑制。また、シャッターボックスとシャッターパネルの隙間に熱膨張材を設置し、煙と炎を遮断する。
     シャッターパネル全体の熱膨張を吸収する「ルーズ機構」を採用。これらの工夫により、アルミ製でありながら、外側からの炎を20分間にわたって遮断できるだけの防火性能を実現した。
     これまで、施設の防火区画開口部にアルミシャッターを設置する場合は、鋼鉄製の防火シャッターを別途併設する必要があった。
     しかし、同製品の登場により、「1枚のシャッターで済むため、デッドスペースの有効活用が実現する」(エファフレックスジャパン・内藤丘社長、同右)という。また、シャッター2枚分の点検費用を1枚分に抑えられるため、「ランニングコストが縮減できる」(同)という。
     同製品の完成が実現に至るには、フジタの持つ「技術センター」の果たした役割が大きいという。同社はゼネコンの中でも「防火に関する技術力」では群を抜く存在で、国交相認定技術・製品数でも断トツの実績を持つ。
     フジタ・技術センターエンジニアリング開発部の高橋一郎主席研究員(建築防火担当、写真左)は同センターについて、「建設部材の耐火実験を行うための大型設備を各種備えており、同製品もここでの試験を経て誕生した」と説明。「5m×5m規模の大型設備を試験できる場所は、他にはあまりない」と話す。
     一方、エファフレックスジャパンは、巻き上げ式高速アルミ製シャッターのリーディングカンパニー・エファフレックス社(ドイツ)の日本法人。日本では自動車メーカー各社を中心に順調に導入数を増やしており、アルミシャッターそのものとしての性能ではすでに高い評価を受けている。
     現状、物流センターではシャッターを「開けっ放し」にしているケースが多い。しかし、内藤社長は「今後は食品などを中心に、(荷主側からの)防塵・防虫・温度管理の要求が高まっていくはず」としたうえで、「当社製品は、秒速1.5mという高速で閉めることが可能。トラックが一日に何台も出入りするような現場でも、問題なくお使いいただける」とアピールする。
     また、「シャッターが自重で下がっていく他社製品と違って、巻き上げ式の当社製品は挟み込み事故の心配がない」と安全性も万全だ。
     高橋氏は、「製品自体の性能面はもちろん、施設運用上のメリットも大きく、満足いただけるはず。従来の市場にはなかった製品」と自信を見せる。なお、販売は両社が行う。
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     詳細はフジタHP、http://www.fujita.co.jp/

     
     
     
     
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