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物流ニュース
カーボンオフセットでCO2排出量「ゼロ」の2t車
2009年1月23日
カシックス(京都市伏見区)のトラックは、CO2を出さない究極のトラックだ。
見た目は通常の2tディーゼル車だが、同社の藤田周士社長は「このトラックは、カーボンオフセット車。排出するCO2はインドのバイオマス工場との排出権売買によって、排出量がゼロになる」と説明する。
同社の「カーボンオフセット車」
「環境に優しいことを進めることで、運送業界全体のイメージアップができる。運送会社は環境はもちろん、交通安全などにも全力投球していかなくてはならない」と指摘する。同カーボンオフセット車両を仲介した太豊商事(滋賀県大津市)の太田豊彦社長も「環境問題を訴えて行動する経営者は、あまりいないのが実情。今回の導入は先進的・画期的な試み」と指摘する。
「運送会社への環境規制は厳しくなっていく」と話す藤田社長。「行政から言われて実行するのではなく、企業としてできることを先に実行する」と語る。
1t当たり、1か月5000円のコストがかかるというカーボンオフセット車両。「環境問題に前向きに取り組むきっかけになっていただければ」と太田社長。藤田社長は「今後も積極的に取り組んでいきたい」と意気込む。(小西克弥) -
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