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物流ニュース
自らの首絞める行為 元請け飛び越え直接営業
2020年10月26日
コロナ禍で物量が減少し、売り上げに影響が出ている運送事業者が多い中、同業者による飛び越え営業がおきているという。
地場輸送から長距離輸送まで幅広い営業を手掛けているA社は、インターネットサイト上で仕事を依頼した傭車先が、荷主へ営業に行き、運賃が崩れたという。
A社社長は「仕事をもらっておいて営業に行き、値段を下げてまで奪おうとする気持ちがわからない。一昨年から運賃が上昇傾向だったが、コロナの影響で、また逆戻りをしている」と指摘する。
「確かに売り上げが下がり、厳しい状況かもしれないが先が見えている。自分で自分の首を絞めているようなもの」と嘆く。
同社はその荷主の仕事は大きくなかったこともあり取引を停止したが、同社長は今後の運送業界に不安を抱いている。
「これから先、まだまだこのような話は出てくると思っている。取引高が低い荷主だったから停止したが、ウエイトが高い荷主だったらと思うとゾッとする」とし、「今後は荷主と密に連絡を取り、横やりを入れられないように気をつけていきたい」と話す。
この記事へのコメント
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この様な話しはどのような業種でもある話しですね。
荷主を横取りされて、傾いた中小はいくらでもある。私もその1人です。
20年以上取引をしてきた努力や、貢献なんて荷主には何の関係も無い。
ただ経費削減とか、物流に携わった担当者の功績の為の改革の一つで簡単に切り捨てられるんだよ。
睡魔に襲われ、ほっぺたを叩きながら走り続けて来たけど、生きていただけまし! 位の話しでした。
国が何もしていないのが、大問題。
記事を読むだけだと全く元請けの方が被害者みたいに思えるけれども、元請けが傭車にどの程度の運賃で流したのかにもよるよね。
傭車がその仕事を引き受けたものの、元請けの貰ってた運賃額を何らかの情報で知り得て、あまりに運賃の差が大き過ぎて頭に来た可能性も否定出来ない部分は有ると思うわ。
要は口を悪く言えば元請けが荷主から受けた運賃を手数料以上にネコババしてる可能性もあり得ると言う事。
ただそれは元請け越えて荷主へ直接営業掛けていい理由にはならない
まずは元請けと交渉すべき事
秩序を乱す様なマネは、必ず自身に帰ってくる
元請は傭車側からしたら仕事持ってきてくれる存在。元請も飛び越えるということは、もうその元請からは仕事は流れてこないということ。コストがあわないならば、自分たちで違う荷主に営業かけて仕事を取り、この仕事は元請経由で辞退すべきですね。自分たちでもきちんと営業活動をしながら補完的に元請をうまく活かす、という考えが大事。
ビジネスとは弱肉強食です。表面上は仲良しこよしでやりましょう。でも生き残るためなら、仕方ないことでは?それが現実ですし資本主義日本です。
傭車ねえ。
傭車って見下しているから、切り替えされるんだよ。
これが鉛筆ナメや電話誘導だけなら、なおのことです。
懇意にしてる傭車先とかなら裏切り行為ってのも分かるけど、ネットで受注しただけの傭車でしょ?うるせーしらねーよ、別にあんたのとこに義理も何もない。で終わっても仕方ないよね。
でも運賃値引きで仕事取るのは業界全体から見て、悪い影響の方が大きいな。
今では下請けと言う考え方をしている元請は減っては来ている。あくまでも協力会社と考え、協力会社との関係をしっかり出来ている会社は業績を伸ばしている。私は協力会社とお互いに生き残る為、場合によっては値下げ交渉もしたが協力会社の社長と人間的に良い付き合いが出来ていた事が交渉も出来たと思っています。下請けはいくらでも居るから、使い捨てみたいな元請はこれからは行き詰まる時が来るのでは?義理、人情、情け無しでは人の心は動かせないと考えます。
コロナが落ち着けば、絶対に車不足になる。
こういう荷主はそのときにしっぺ返しをくらう。
・・・って、船井総研のやり手コンサルが言ってました。
昔から、あって、ないような、物それが、国土交通省の、運賃表!!
元請け越えの直接営業NGは、あくまで業界の慣習。公取は基本的に自由な取引を保証している。業界の掟を破ってまで、元請け越えされるのは、普段から傭車イジメをしていたり、法外に運賃はねていたりと、元請け側にも問題があり、一概に「掟破り」とは責められない。荷主、元請け、傭車と、普段から「共存共栄」の精神で、良好な信頼関係を保てばいいだけ。元請けは、元請け越えされたくなくば、もっと傭車を大事にしろ。
元請け越えの直接営業NGは、あくまで業界の慣習。公取は基本的に自由な取引を保証している。元請けは、元請け越えされたくなくば、もっと傭車を大事にしろ。
下克上のような言い回しだけどアフターまで責任とれるならアリだと思います。実際は会社規模営業力アフター等で力関係が拮抗したりグループの傘下で落ち着きます。ただ運賃だけの足の引っ張りあいはやってはいけない事は確かです。業界の構造は建設業も同じように思います。旧運輸省、旧建設省主導のピラミッド構造。