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    アートコーポレーション 保育事業を展開

    2009年6月17日

     
     
     

     「預けたくても預けられない。働きたくても働けない─と悩んでいる女性のサポートをできればという気持ちから、パンプキンガーデンは出来ました」。
     アートコーポレーション(寺田千代乃社長、大阪府大東市)が展開するライフサポート事業。運送業界では珍しい保育事業を展開している。「社長自身の経験から、働く女性の社会進出をお手伝いしたいという思いから始まった」と話す同社ライフサポート事業部の伊藤博マネジャーに話を聞いた。


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    「安全第一」で事業を展開
     最初は同社のエプロンサービスがきっかけだったという。「働く女性をサポートするということで、部屋の整理整頓がメーンだった」という伊藤氏。「そこから、女性の社会進出を手助けしたいという保育事業にまで広がっていった」と説明する。
     「社長が女性で苦労したことが背景にある」ことが、事業スタートのきっかけだった。同社の保育事業は大きく一般開放型と企業内保育に分かれるが、「企業からの問い合わせが増えている」という。「ここ最近になって、福利厚生などの充実を図る企業が多くなっている」と伊藤氏。「新年度の待機児童は4万人。潜在待機児童はその10倍とも言われている。保育施設が足りない状況」と指摘する。今回の新型インフルエンザ騒動でも、病院内の保育事業について特別に一般からも受け付けたという。
     しかし、ただ保育施設を増やせばいいという問題でもない。「何よりも安全性が第一。当社は今後も保育事業を拡大させていきたいと考えているが、安全・安心が基本。無理な拡大はせず、常に品質のレベルアップを心がけている」と伊藤氏。「これからの企業は女性の社会進出を全面的にバックアップしていく必要がある」とも。
     「女性が働きやすい環境を作ることが大切。物流業界でもいままでは男性社会というイメージがあったが、多くの女性が入ってきている。今後、企業が大きくなるには女性が入りやすい環境を整えるべきではないか」という。
         ◇
     「20数年引っ越し以外は、やったことがなかった」と話す伊藤氏。「保育事業をスタートさせるにあたっては苦労の連続。まず、いままでとは監督官庁も違うし規制も厳しい。こちらが理想とする保育事業と規制の間に大きな壁もあった」という。「勉強してなんとか」と笑う伊藤氏だが、「本当は不安の方が多かった」という。
     今では同社事業に約1000人の女性従業員が携わっている。「今後も保育の向上をめざして、安心・安全のサービスを提供していきたい」と意気込む。
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    伊藤マネジャー
    関連リンク→ アートコーポレーション株式会社

     
     
     
     

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