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    鈴与グループ 中核4社とも増収、コンテナ取扱など好調

    2011年12月14日

     
     
     

     鈴与グループ中核4社は11月30日、11年8月期の決算発表会見を開いた。4社は鈴与(鈴木与平社長、静岡市清水区)、鈴与商事(入谷孝裕社長、同)、鈴与建設(相澤隆社長、同)、鈴与自動車運送(堀川安久社長、同)。リーマン・ショック後の荷動きの回復で物流事業の売り上げが伸びるなど、4社全てが増収となった。


     鈴与は売上高814億9700万円(前期比6.1%増)、経常利益26億4000万円(同146.3%増)。上半期は、事業の核である清水港のコンテナ取扱量は前年同月を上回る水準で推移。下半期は大震災の影響で一時的な低迷があったものの、新規ビジネスの獲得などで売り上げが伸びた。固定資産の減損処理や保有有価証券の評価損を計上したため、純利益は1億700万円(同68.6%減)にとどまった。
     12年8月期は「経済の先行きは不透明で予断を許さない」として、引き続きコスト削減と生産性向上に努め、売上高857億8000万円(同5.2%増)、経常利益31億3200万円(同18.6%増)を見込む。
     鈴与自動車運送は売上高72億9200万円(同6.4%増)、経常利益1億500万円(同42.1%減)、純利益5900万円(同45.0%減)で増収減益。海上コンテナ輸送では、上期のエコカー減税・補助金、家電エコポイントの影響で荷動きが活発に推移。震災後も復興需要貨物の拡大などで売り上げは前期を上回った。利益面では自社稼働率の向上などを図ったが、関東圏の車両不足などによる傭車料を中心としたコストアップなどが原因で減益。12年8月期は売上高74億200万円(同1.5%増)、経常利益1億7600万円(同67.2%増)を見込む。
     会見で鈴与の早川巌副社長は「日本の産業の空洞化は想像以上に進んでいる。海外に目を向けて、投資を考えなくてはならない」と述べ、タイやベトナムなど新興国市場での営業強化を図る考えを示した。
    ◎関連リンク→ 鈴与株式会社

     
     
     
     

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