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    物流センターの嫌がらせ 守衛・作業員が「ドライバーいじめ」

    2012年6月6日

     
     
     

     「法令順守に取り組んでも、なかなか改善が難しいのが労働時間の管理」という中小運送事業者。いたずらに労働時間を長引かせて非効率な運行や過重労働を生む要因には、倉庫や物流センターでのドライバーへの嫌がらせとしか言えない行為もあるという。


     神奈川県のある運送事業者で、何人ものドライバーが行くことを嫌がる物流センターがあった。入り口にいる守衛が、気に入らないドライバーは目の敵にして構内に入れないというのだ。理由は「守衛に対してあいさつがない」など、理由とも言えないようなものばかり。ドライバーは次の配送先もあり急いでいるが、守衛に止められ、順番を後回しにされるといったことが度々あるのだという。
     配送時間指定の対応でも同様の嫌がらせがあるという。時間指定のある物流センターの入り口には、何台ものトラックが列を作って並ぶ。指定時間前に到着したドライバーが、順番を待っていて時間が過ぎると「時間までに受付していないから、今日は持って帰れ」と守衛に断られてしまうのだ。
     時には、まだトラックバースに前のトラックが入って作業しているので「1ケースだけなので手で届けさせてほしい」といっても、ルールにないということで持ち帰らされる。納品先は全て同じ会社で、いくつかある物流センターの一つだけが、こうした対応だという。つまり、守衛が勝手にドライバーへの嫌がらせをしていたのだ。そのセンターでは、どこのバースにつけるかは守衛の指示に従わなければならない。そうした立場を勘違いして差別をするようになったのだ。
     また、別の物流センターでは、作業員が露骨にドライバーへの嫌がらせをしていた。「ちょっと待ってろ」と言ったまま、他へ行ってしまい、いつまで待っても検品をしてくれないのだ。
     こうした理不尽な対応を相談する先はない。運送会社の直接の取引先は発荷主だからだ。納品先の物流センターは発荷主の顧客でもあるために、相談しても「運送会社側が悪い」という答えにしかならない。仕方なく納品先に相談すれば「配送に来たドライバーが反抗した。モラルがなっていない」という仕打ちに遭うという。
     あいさつや身だしなみなど、ドライバーのマナー向上が指摘されて久しいが、評価する側の人間の質は問われない。同事業者は「取引先が大手企業であるほどに、この仕事を失うと大変だという思いがあって、ドライバーは納品先で何かがあっても我慢して口を閉ざす」と話す。
     同事業者は自社でも倉庫業務を行っているのだが、自社の倉庫でもトラックを見下す姿を見かけるという。ドライバーに対して倉庫の人間が見下した命令をするのだ。同社長は倉庫で働く従業員に対して「ドライバーより自分たちのほうが偉いと思うな」と言い聞かせているが、「倉庫側の人間には、自分の指示がなければ荷物は下ろせないのだという思い上がる心理がある」。それが安全運行や物流効率化を妨げているケースがあると指摘する。

     
     
     
     
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