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    ドラレコは「心強い味方」

    2012年8月23日

     
     
     

     運送業界では、事故防止の一環としてドライブレコーダーの装着が進んでいる。ただ義務化はされておらず、導入はあくまで任意である。しかし、ト協などのアンケート調査でもそうだが、導入したほとんどの事業者が「役立つ」と回答している。


     ドラレコの特徴は、急加速や急発進、急ブレーキなど、運転に異変が生じた際に、その前後の映像を記録するというもの。映像を見ながらドライバーと話ができるため、事故防止に大いに役立つとの声が多い。さらに、交通事故の瞬間の映像が記録されるため、事故後の処理が正確かつ迅速に進むという。
     首都圏の事業者のトラックが深夜に死亡事故を発生させた際、横断歩道を渡っていた老人をはねたとして現行犯逮捕されたが、幸い同社はドラレコを装着していたため、その映像によって、被害者が横断歩道を渡っていたのではなく、車道を徘徊していたということが判明し、ドライバー並びに同社の責任も最小限に抑えられたのだという。
     「ドラレコが会社を守ってくれた」というが、ドラレコが出始めた当初、裁判の証拠にはならないとして導入に足踏みする事業者もいたが、今では参考資料として、十分に役立っている。
     「外に出てしまえば、ドライバーがどんな運転をしているかわからない」といったことは遠い昔の話で、いまはしっかりと管理できるようになった。ドライバーに安全運転を促し、また、事故の際には証拠映像を記録するドラレコは、まさに、業界にとってなくてはならないものだといえるのではないか。
     事故防止のため、そして事故後の処理を円滑に進める存在は、トラック業界にとって画期的で、本気で事故防止に取り組むならば、こうした効果的な機器を全事業者が導入できるよう、そして導入するよう、業界として働きかけていくことが不可欠ではないだろうか。安全運転を心掛ける事業者にとって、間違いなく心強い味方になるはずだ。

     
     
     
     

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