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    全線高速道路を使用 燃費向上、労務管理にも

    2012年11月26日

     
     
     

     関西のある運送会社では5年前から、運転者に高速道路全線の使用を促している。同社は、大型トラックによる関東方面への長距離輸送の仕事が大半を占めている。
     燃料価格が高止まりしている中、運送会社の中には長距離輸送の撤退もしくは高速道路利用を控える動きがあるが、同社では燃費向上、修繕費削減、労務管理、事故防止の面から、あえて積極的に高速道路を利用している。


     運送会社社長は、「結局、運転者に楽をして走ってくれということ。無理に節約を強要し、しんどい思いをさせて事故を起こしたら元も子もない」と話している。
     全線高速走行による一番のメリットは、燃費の向上という。同社のデータによると、高速道路利用時の燃費は高速道路と一般道路併用時より10%向上している。
     また、一般道路の走行ではブレーキを多用し、ブレーキパッドやタイヤの減りも早く、その他部品の交換サイクルも早まるが、高速走行多用で、「トラックの傷みは少なくなり、消耗品の消費も減った」と話し、修繕費も大きく削減できているという。
     ETCの夜間割引、深夜・早朝割引、大口利用割引の適用も経費削減につながっているが、高速道路走行で交通事故が減少し、無事故による保険の割引も大きい。丸5年事故がなく、保険の割引は54%に達し、同社の試算では、様々な経費を一般道路走行時と高速道路走行時で比較すると変わらないという。
     社長は、「一般道路を走る距離が伸びると、スピードを出して過積載して商売してしまう。目先の儲けだけに走ってはいけない」と話し、全線高速利用で運転者の過労運転防止になり、走行時のストレスも減り、皆、喜んでいるという。
     「運転者に負担をかけることで事故の危険性は増すばかりだ。当たり前のことだが、相手がいるから事故が発生する。相手は交差点に潜んでおり、高速道路に交差点はない。月の拘束時間293時間を守っていくには高速道路を走行して、走行時間を短縮し、十分な休息を取らないと難しい。今は、十分睡眠が確保でき、居眠り状態の運転はない」とメリットを強調する。

     
     
     
     
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