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物流ニュース
事故直前は「マイクロスリープ(瞬眠)」 関連行動も明らかに
2023年6月28日
福山通運(小丸成洋社長、広島県福山市)がプロドライバーの居眠り・漫然運転防止の安全管理基準を作ることなどを目的に、一昨年に広島大学(同東広島市)に設置した寄附講座で続けてきた研究の成果がこのほど発表され、衝突直前の居眠りの実態は、ごく短時間で自覚がない「マイクロスリープ(瞬眠)」であることが分かった。
同大の研究グループは、トラックドライバーが実際に起こした52件の居眠り運転事故を調査。特に事故直前の1分間のドラレコ映像を詳しく分析し、衝突直前の居眠りが「マイクロスリープ」だと突き止めた。
マイクロスリープは、居眠り運転事故の直前に頻発。また、関連行動は抗眠気行動、マイクロスリープ行動兆候、車両の挙動異常の3種類に分類でき、これらが衝突に至るまで時間を追って変化する過程が認められたという。
さらに、一般道路では追突事故、高速道路では側面の衝突事故が多いほか、若年層や夕方・深夜・早朝に多い傾向にあることも明らかに。研究成果は4月、学術雑誌「Accident Analysis and Prevention」に掲載された。
研究グループの一員でもある同社安全管理課の川口健吾氏は今回、居眠り運転事故の発生機序や危険な前兆が明らかになった点を、ドライバー教育の場で周知し、特に危険な居眠り運転事故の防止に生かしたいと話している。
◎関連リンク→ 福山通運株式会社
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居眠りするのは、気合が足りないだけ。プロなら不眠不休で走るべき。
俺は、プロと言えるならプロと自覚しているならそうだけど、プロと言える?プロと自覚している?
言えないなら、自覚していないなら不眠不休で走る必要はない
運転免許証が有るだけの素人運転手だから
夜間の運行を減らして24時間発着体制を何故、取らないのか?立ち寄りが5店所、積み足しとかドライバーに仕分けさせるなんて論外。
仕分けは内勤の構内作業員の仕事だろ?
事故やトラブルに見舞われたドライバーを責める前に人間増やして給料を上げてはいかがですか?
有識者に無駄金払う前に社員や庸車ドライバーを大切にしてはいかがですか?
運送会社、運転手の意識は「着時間に間に合わせなくては」という意識が1番に働く。
この社畜思考を改善させないと居眠り事故は減らない。
長距離ドライバーの経験が長い人で、無茶な運行の経験があるベテランドライバーにだけ解る事実がある。
人は、数秒の居眠りで夢を見る。
電話で会話しながら一瞬の居眠りと同時に一瞬の夢を見て、夢の中の会話を電話の相手にしていたりする。
こうなったら、ほぼ事故になる。
次のパーキングまでの距離を走りきれない可能性が高い。
実際、顔を叩きながら必死にパーキングにたどり着いた経験がある。
少しの眠気が起きたら、絶対に仮眠をとるべき。
着時間や、会社側の指示なんて無視で良い。
自分の命は自分で守るしかない。
ドライバーが自分の命を守ることは、他人の命を守ることにも繋がる。
行政も荷主も運送会社の事務方もバカしかいない。
ドライバーまでバカになるな。
眠くないけど運転中、瞬間的に意識が失くなる事があり、気がつけば休憩予定のサービスエリアやパーキングエリアを通りすぎている事が多い